屈強な男達との壮絶な死闘・・・妹の復讐を果たすまで彼女は止まらない!
オルガ・キュリレンコの体当たりアクションが凄い!
Netflixオリジナル映画『サンティネル』は、襲われた妹の為に自ら犯人達に復讐する女兵士の戦いを描いた、フランスのアクション映画です。
Contents
PTSDとは?
PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは、震災や戦争など生死に関わる強烈なショック体験や、凄まじい暴力や死傷の現場を目撃して強い精神的ストレスなどが心のダメージとなって時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じ、それがいつまでも記憶に残って心の傷になることをいいます。
PTSDをテーマとした映画
映画ではシルベスター・スタローンのベトナム戦争のトラウマを引きずった兵士を描いた『ランボー』や、クリント・イーストウッド監督の「アメリカン・スナイパー」でも取り上げられたテーマです。
1990年に公開されたロバート・デ・ニーロ主演の『ジャックナイフ』は、ベトナム帰還兵のPTSDを描き戦争の後遺症がいかにアメリカにとって深い影を落としているかが理解されます。
本作の『サンティネル』でも、シリアの戦争に参加した女兵士クララが戦地の任務でPTSDを負い、トラウマを抱えながら帰還した故郷で妹が何者かに襲われたと知り、自らの高度な戦闘技術と能力を駆使して犯人を追う姿が描かれます。
あらすじ
クララはフランス軍の兵士で、五ヶ国語を話し通訳もこなしながら戦地に赴いていた。
それは、シリアでテロリストを追う作戦中のことだった・・・。
任務中クララは現地の子供を助けると、母親と約束した。
しかしクララの目の前で、その子供が兵士たちを巻き込んで自爆した!
悲惨な自爆映像・・・それはクララに大きなトラウマを残してしまった。
その後、クララはフランスに帰国し故郷の妹のターニャと母親は暖かく迎え入れてくれた。
テロを警戒する歩哨隊に配属されたクララの任務は街のパトロールで、毎日が平和な日々だった。
しかし、クララは戦場での過酷な体験や、あの時の子供の自爆映像がトラウマとなり毎夜悪夢に悩まされた。
クスリに頼ってもトラウマは解消されなかった・・・。
土曜の夜、気分転換にと妹のターニャに誘われてクララはクラブに遊びに出かけた。
店に入ると、ターニャは友達に連れられて、どこかへ行ってしまった・・・。
翌日、任務中のクララに電話がかかってきた。
ターニャが砂浜に倒れているところを発見されたという。
病院に駆けつけると、ターニャは意識不明の重体だった。
彼女は何者かに乱暴され、警察が捜査に当たっていた。
クララはクラブを訪れ、ターニャを連れ出したのは誰かを探った
彼女を連れ出したのは、イヴァンという男だった
イヴァンはロシア人で、父親が巨大IT企業の会長で警察も手を出せないという。
このまま諦めるしかないのか・・・。
クララは警察に任せておけず、自らイヴァンに復讐しようと決意する。
妹の復讐は自分がやる!
オルガ・キュリレンコの体当たりアクションが凄い!
2008年公開「007 慰めの報酬」のボンドガールなどで知られるオルガ・キュリレンコが、本作ではPTSDに苦しむ女兵士を演じ、屈強な男たちを相手に壮絶な格闘を繰り広げます。
序盤ではシリアでの任務中に受けたトラウマに苦しむ姿が描かれ、後半では容赦のない復讐劇が始まり、クライマックスでは犯人の邸宅に武装して乗り込んでいき激しい銃撃戦が展開されるのでした。
復讐を果たすまで彼女の止まらないアクションが連続し、かなり見ごたえがあるアクションが展開されます。
肉体の限界に挑んだ!映画『ザ・クーリエ』
前作で主演した『ザ・クーリエ』では、オルガはシリア政府軍の壊滅作戦に参加した元特殊部隊最強の女を演じ、血塗られた過去を償うように運び屋としてひっそりと生きていたが、犯罪に巻き込まれ巨悪に戦いを挑む姿が描かれました。
同作は、シリア・ニューヨーク・ロンドンを舞台にタフでハードなヒロインが暴れまくる内容で、猛スピードのバイクアクションや格闘と銃撃戦をオルガはほぼスタントなしで挑みました。
美人のオルガ・キュリレンコが、ここまで本格的なアクションをこなすとは予想ができませんでした。
オルガの演技評価は?
オルガ・キュリレンコはウクライナとロシアのハーフで、ウクライナ語・ロシア語・英語、フランス語・スペイン語・イタリア語の6ヶ国語を操る、知的で美しい女優です。
トップモデルを経て2005年に初の映画出演作となる『薬指の標本』で銀幕デビューし、ブルックリン国際映画祭で最優秀女優を受賞し、麗しの美貌と共に高い演技力で評価されています。
Netflixオリジナル映画『サンティネル』Netflixで2021年3月5日から配信。
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