盲目のピアニストには誰にも言えない秘密があった。
それは、本当はしっかりと目が見えていること。
【予告】予測不能なブラックコメディに全インドが喝采!騒然!ブッ飛んだ!盲目を装うピアニストが殺人事件を“目撃”!?しかし、それは彼が巻き込まれる災難のほんの始まりに過ぎなかった…【11/15(金)疑いが疑いを招くマーダー・ミステリー開演♪】#盲目のメロディ #インド映画 pic.twitter.com/giMSIvfur6
— 映画「盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~」 (@mmelody_movie) August 6, 2019
そんな彼が殺害現場を”目撃”してしまう!
インドのヒット映画『盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~』が11月15日(金)より公開されます。
インド映画と言えば、『バーフバリ』シリーズの爆発的ヒットが記憶に新しいですが、本作はいったいどんな作品なのでしょうか!
どんな映画なの?
『エージェント・ヴィノッド最強のスパイ』『復讐の町』の監督シュリラーム・ラガバンによる5作目であり、本作で第25回スター・スクリーン・アワードの最優秀監督賞と最優秀脚本賞、第64回フィルムフェア賞で最優秀脚本賞を受賞しています。
盲目を装うピアニスト・アーカーシュが、殺人事件に巻き込まれてしまうブラックコメディ・ミステリーです。
クレイジーで予測不能な展開の本作は、全世界で興行収入がインド映画歴代14位になるほどのヒットとなりました。
ちなみにインド制作映画のことを「ボリウッドフィルム」とも呼び、例外はありますがストーリーの途中で繰り広げられる華やかなミュージカルシーンと、3時間程にもなる長めの上映時間が特徴でもあります。
しかし本作では派手なダンスシーン無し、上映時間138分程度!にもかかわらずのヒットとなった本作の最大の魅力は何かと言われれば、ずばりシナリオの面白さです!
本作のあらすじ
とあるキャベツ畑
キャベツを食べに現われた一匹のウサギ
そして、それを銃で狙う畑の地主
次の瞬間・・・
一発の銃声が鳴り響いた。アーカーシュは14歳の頃、クリケットボールが頭に当たって視神経がやられ、盲目になってしまった。以降、アーカーシュは持ち前の才能を生かし、ピアニストとして食べてきたんだ。盲目を装いながらも、偶然に殺人を目撃してしまう主人公アーカーシュのドン詰まりの状況を反映した「見えすぎちゃってスイマセン」というキャッチコピーと共に、目隠しをされたタブー演じるシミーと、サングラスをかけたアーユシュマーン・クラーナー演じるアーカーシュが縛り上げられているという、事件性を感じさせながらも、どこかコミカルなものとなっています。盲目のピアニスト、アーカーシュの誰にも言えない秘密。それは、本当はバッチリ目が見えること!
芸術のため盲目を装う彼はある日、大スター、プラモードからの演奏依頼を受けて訪ねた豪邸で、妻のシミーと、その不倫相手のプラモード殺害現場を“目撃”してしまいます。
死体も犯人も見えないフリで切り抜けたアーカーシュでしたが、駆け込んだ警察の署長こそ現場にいた犯人だったんです。
さらに災難は続き、盲目を疑ったシミーの毒薬で本当に目が見えなくなり、署長からは命を狙われて、遂には病院送りに。
追い込まれたアーカーシュは、病院で知り合った怪しい医者たちと組んでシミーを誘拐しますが、そこには裏切りと騙しあいの大騒動が待っていて…。
インド映画でおなじみのダンスシーンもなく、壮大なロケや華やかな衣装もない1本の映画がボリウッドをブッ飛ばしました。
盲目を装うピアニストが殺人事件を“目撃”し、見えてる・見えてないの疑いが疑いを招くマーダー・ミステリーが開演されます。
映画『盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~』は2019年11月15日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショーです。盲目を装うピアニストが殺人事件を“目撃”!?予測不能なブラックコメディに全インドがブッ飛んだ!「見えてるの?」「見えてないの?」疑いが疑いを招くマーダーミステリー開演監督は『エージェント・ヴィノッド 最強のスパイ』など、スタイリッシュなエンタテインメントで評価の高いシュリラーム・ラガヴァン。
シュリラーム監督が、2010年のフランスの短編映画L‘Accordeur(The Piano Tuner)から着想を得て製作された本作ならではの、軽やかなピアノ演奏シーンや、先の読めないストーリー展開に、これまでのインド映画の常識は打ち破られます。
#盲目のメロディ 試写会で鑑賞🎟
今までのインド映画とは一線を画すような、コメディとしてもヒューマンドラマとしても作り込まれた作品でした☺︎
思わず笑ってしまうようなブラックコメディの使い方も上手で、130分ずっと飽きずに観れます🎬アーカーシュのしっとりした雰囲気の音楽も素敵でした✨ pic.twitter.com/oNE9aktPps— Reia (@reia__crhm90) November 1, 2019
試写会で「盲目のメロディ」観たよ!
映画一本がまさに狂想曲のようだった… 鍵盤を舞う運指を見守るような、鮮やかで慌ただしくて緻密でドラマチックな脚本!見事!👏🏿✨ひょんなことから破滅的展開に転げ落ちサスペンスだけどめちゃくちゃ笑えてしまうこの軽さは何だろう?映画好きの方必見すよ! pic.twitter.com/rN4RDyPHXh
— குமொசுகெ🐹以上だ! (@kumosuke55) November 1, 2019
一足早く、試写会を観た人からもかなりの高評価!
実は原作あり!短編映画『L’Accordeur』ネタバレ
実は本作は、ある短編映画から着想を得て制作されました。
2010年のフランスのスリラー映画『L’Accordeur』です。
どんな内容か、結末までご紹介します!
主人公は、ピアノのコンテストで失敗してしまった若き天才ピアニスト。
絶望した彼は、盲目を装ってピアノの調律師として働くことにします。
盲目ながら確かな調律の腕前と、調律後の美しい試し弾きからすぐに人気になります。
みな主人公のことを盲目だと思っているので、依頼人の中には試し弾きの最中に下着同然の姿で踊りだす女性も…。
ある日、依頼人の家へ向かうと、依頼人の妻から「本人が不在だから出直してくれ」と言われます。
「どのみち見えないのでご主人がいなくても大丈夫」とそのまま家の中へあがります。
するとそこにはいないはずの依頼人がソファにもたれかかっていました。血だらけですでにこと切れている状態です。
ここで動揺したり、急に帰ろうとすれば、盲目ではないことがばれてしまいます。
殺人の現場を見たと知られればどうなるかわかりません。
急いでピアノの調律にとりかかり、ひどい緊張感のなかで試し弾きをします。
そんな彼の背後には、ネイルガンを構えた依頼人の妻が立っていました。
最後、主人公がどうなったのかわからないままエンディングを迎えます。
原作は終始シリアスで笑える場面もそんな余裕もありません。
この『L’Accordeur』の設定を生かし、その後のストーリーをコメディタッチで描いたのが『盲目のメロディ~インド式狂騒曲~』ということになります。
出演者
盲目のピアニスト・アーカーシュを演じるのはアーユシュマーン・クラーナー。
俳優だけでなく、歌手や司会者としての側面も持ち、人気のボリウッドスターです。
”盲目を装う役”という、言わば演技をする人の演技をする難しい役を演じています。
しかも劇中で披露されるピアノの演奏シーンは吹替なしで演じたそう。
本作が彼の出演作の中で最大ヒットになりました。
弟は『ダンガルきっと、つよくなる』のアパルシャクティ・クラーナー。
プラモードを殺害した悪女・シミーを演じるのはタッブー。
『その名にちなんで』『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』など、日本でも有名な作品に出演している俳優です。
多くの受賞歴を持つベテラン俳優で、本作でジー・シネ・アワード最優秀女優賞(悪役部門)を受賞しています。
まとめ
盲目を装うピアニストが、殺人事件を”目撃”したことにより巻き込まれてしまうブラックコメディ・ミステリー。
フランスの短編映画をもとに、その後のストーリーまで描いた作品で、騙しあうミステリーにブラックなコメディ、先の読めない展開で見どころの連続です!
最後にどんな結末を迎えるのか…これは見逃せません!
『盲目のメロディ~インド式狂騒曲~』は2019年11月15日(金)公開です。
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