ペトルーニャに祝福を(映画)ネタバレあらすじ!実話で海外の評価は高いの?

32歳のペトルーニャは、就職の面接で42歳に見られた。

体型は太め、美人でもなく仕事もなし、恋人もなし・・・鬱々とした毎日。

ある日彼女は、女人禁制の祭りで見つければ「幸せになる」という十字架を掴み取った!

映画『ペトルーニャに祝福を』は、幸せを求める一人の女性の闘いをアイロニーとユーモアで鋭く描き切った傑作です!

伝統儀式「神現祭」とは?

北マケドニアを含む東ヨーロッパの正教を信仰する全ての国では、毎年1月19日にキリストの受洗を祝う「神現祭」で、十字架を川に投げ入れる“十字架投げ”の伝統儀式が催されています。

その祭りでは司祭が川に十字架を投げ込み、その十字架を最初に見つけた男は「1年間幸福に過ごせる」と信じられているのです。

女人禁制の伝統的な祭りで、半裸の男性たちが川に投げ込まれた十字架を捜し回るのです。

十字架を女性が掴み取った!

2014年に、マケドニア東部の小さな街・シュティブでこの十字架を女性が掴み取りました。

しかし女人禁制の祭りの為、彼女は地元の住民や宗教関係者たちから怒りを買い十字架を取り上げられようとしたが、「幸せになる権利は私にもあるはず。」と、彼女は屈しませんでした。

更に彼女は「これからは女性もドンドン川に飛び込み、十字架を手に入れるべきだ」と地元のテレビのインタビューで呼びかけました。

その後、彼女は住民から「精神障害のある狂った女」と烙印を押されましたが、ある時期に街から出る機会を得て、現在はロンドンで暮らしているようです。

映画『ペトルーニャに祝福を』は、その実話を基に女人禁制の伝統儀式に思いがけず参加してしまった一人の女性が巻き込まれる騒動を描く物語。

あらすじ

北マケドニアの小さな街、シュティプ。

その街に住む32歳のペトルーニャは、美人でもなく、体型は太めで恋人もいない。

大学で学んだ知識を生かす仕事に就くこともできず、ウェイトレスのバイトだけの日々。

母親のツテで年齢を偽り仕事の面接を受けたが、セクハラに遭った上に不採用となった彼女は、帰り道に地元の伝統儀式に遭遇する。

それは、司祭が川に投げ入れた十字架を男たちが追いかけるキリストの「神現祭」だった。

その十字架を手に入れた男には「幸せが訪れる」と信じられている女人禁制の祭り。

ペトルーニャは自分の前に流れてきた十字架を発見しおもわず川に飛び込むと、その“幸せの十字架”を手に取った!

しかし「女が取るのは禁止だ!」と男たちから猛反発を受け十字架を奪われたが、ペトルーニャは混乱に乗じてその十字架を奪い取って逃走した。

消えたペトルーニャを巡って、教会や警察を巻き込んでの大騒動に発展していく…。

ペトルーニャは言い放つ・・・「この十字架は私のもの!絶対に渡さない」 と。

キャスト&監督

ペトルーニャ役/ゾリツァ・ヌシェヴア

本作で主役を演じた、ゾリツァ・ヌシェヴアは初の長編映画デビューとなりその演技が絶讃されました。ゾリツァはコミックシアターに所属し、コメディ女優として活躍していたがオーディションでこの役を勝ち取りました。
体型は太めですが静かで粘り強く、ピュアなペトルーニャを演じています。

彼女はこの演技で、2019年セビリア・ヨーロッパ映画祭で最優秀女優賞を受賞しました。

監督:テオナ・ストゥルガー・ミテフスカ

本作の監督はマケドニアの首都スコピエ生まれのテオナ・ストゥルガー・ミテフスカ。

彼女はニューヨーク大学で映画を学び、監督デビューから新作を発表するたびに数々の国際映画祭で映画賞を獲得し、注目を集めています。

テオナ監督は、本作は同調主義の社会通年の中で男性に支配された女性蔑視への苛立ちから生まれた作品とコメントしています。

海外での評価は?

本作『ペトルーニャに祝福を』は2019年に公開され、ベルリン国際映画祭のコンペティション部門でエキュメニカル審査員賞とギルド映画賞をW受賞し、同年の多くの国際映画祭でも作品賞のノミネートや受賞を受け高い評価を得ました!

本作への海外レビューでは、「とにかく、パワフルだ!」、「切れ味鋭い、卓越したアイデア!」「この映画は間違いなく本物だ。その成功は主演のゾリツァ・ヌシェヴアの優れたパフォーマンスによる」など、多くの高評価コメントが寄せられています。

まとめ

32歳で冴えない日々を送っていたペトルーニャは、女人禁制の祭りで”幸せになる十字架”を偶然手に入れたが、その時から大騒動になっていく!

映画『ペトルーニャに祝福を』は、幸せを求める一人の女性の闘いを鋭く描き切った傑作です!

映画『ペトルーニャに祝福を』2021年初夏・公開予定

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