『名もなき生涯』ネタバレやあらすじ!テレンスの経歴やキャストも!

巨匠テレンス・マリック初の実話をもとにした映画『名もなき生涯』が2020年2月21日(金)に公開されることが決まりました。

予告編も公開されています。

第二次世界大戦下、ナチスの支配下に入ったオーストラリアを舞台にナチスの徴兵を拒否して投獄、処刑されたフランツ・ヤゲルシタッターを描きます。

本作は第72回カンヌ国際コンペティションに出品され、エキュメニカル審査員賞とフランソワ・シャレ賞を受賞しました。

今回はそんな映画『名もなき生涯』と監督のテレンス・マリックについてご紹介します。

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『名もなき生涯』とは?

『名もなき生涯』は実在の人物を描いたヒューマンドラマ。

ナチス・ドイツに併合されたオーストラリアの山村で、3人の娘と暮らす若い夫婦フランツとファニ

農夫として慎ましく穏やかに暮らしていた彼らのもとに、ナチスから召集令状が届きます。

しかしフランツは、従軍することを拒絶し、投獄されてしまいます

友人の説得や、ナチスの軍門に降ったカトリック教会の指示にも従わず、フランツは信仰を翻すことなく最後までひたすら良心と家族への愛を貫きました。

  
フランツは36歳で殉教し、小さな村の教会墓地に埋葬されました。

無名の信徒だったフランツの信仰が広く知られるようになるのはその後新しい世代になってからだそうですが、ナチスに抵抗を貫いた英雄とされ、オーストラリアでは有名な人物です。

予告編をみる限りでも、自然に囲まれた村で家族と平和に暮らす様子や、家族と引き離され、痛めつけられても信仰と愛を貫くフランツの姿が印象に残りますね。

短い映像にも関わらず、非常に心を揺さぶられます。

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監督テレンス・マリック

1943年11月30日生まれのアメリカの映画監督・脚本家です。

主な代表作に『天国の日々』『シン・レッド・ライン』『ツリー・オブ・ライフ』などがあります。

第32回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞、第51回アカデミー賞4部門ノミネートの『天国の日々』

第49回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞、第71回アカデミー賞7部門ノミネートの『シン・レッド・ライン』

第64回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞、第84回アカデミー賞3部門ノミネートの『ツリー・オブ・ライフ』

そして最新作『名もなき生涯』が、第72回カンヌ国際映画祭コンペティションに出品され、エキュメニカル賞とフランソワ・シャレ賞を受賞します。

多くの傑作を世に生み出している映画監督で、本作が自身初となる実話を題材にした作品となります。

異色の経歴の持ち主?

映画監督としては変わった経歴の持ち主でもあります

映画監督になる前は、ハーバード大学で哲学を専攻し主席で卒業、哲学者に関する論文を発表したり、マサチューセッツ工科大学で哲学の講師をしながらフリーランスのジャーナリストとして活動していました。

インテリ派の映画監督と言って間違いありませんね。

1973年に初の長編映画『地獄の逃避行』を、1978年には長編2作目となる『天国の日々』を発表します。

『天国の日々』では、男女の三角関係から生まれる悲恋と、美しい自然を通して人間の弱さや儚さを描き、大きく評価されます。

これにより世界的に有名な監督となりますが、突如として映画界から姿を消します
 
そして1998年に映画『シン・レッド・ライン』を発表、実に20年の沈黙を経て映画界に舞い戻ってきます

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#シンレッドライン #8

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かなりの寡作の監督ですが、2011年の『ツリー・オブ・ライフ』以降は以前よりも精力的に作品を創っている印象です。

哲学的で、難解な作品も多く、ときに賛否わかれることもある作風ですが、詩的で心に訴えかける映像美でも知られ、本作の予告編でも息を飲むような自然や、牧歌的な村の慎ましい佇まいが印象的です

マスコミ嫌いでもあり、授賞式など公の場に一切姿を現さないなど、経歴だけでなく性格も少し変わっているのかもしれません。

そんなところも含めて、唯一無二の伝説的な監督として評され、支持されているのですね。

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キャスト

主人公のフランツを演じるのがアウグスト・ディールです。

1976年1月4日生まれ。ドイツ出身の俳優です。

幼少期より転居が多かった影響で、ドイツ語だけでなく、英語やフランス語も話すことができます。

1999年に『23トゥエンティースリー』で映画デビュー。ドイツ映画賞最優秀主演男優賞とバイエルン映画祭最優秀新人賞を受賞します。

2000年には欧州の若手俳優に贈られるベルリン国際映画祭シューティング・スター賞を受賞、2004年『青い棘』でドイツ映画批評家協会最優秀男優賞を受賞するなど、演技が高く評価されています。

第80回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した『ヒトラーの贋札』などでも主演を務めます。

ドイツ制作の映画出演が主でしたが2009年『イングロリアス・バスターズ』、2010年『ソルト』、2016年『マリアンヌ』など近年ではアメリカ映画にも出演するようになり、国際的に知られるようになりました

 

フランツの妻ファニを演じるのは『エゴン・シーレ死と乙女』のヴァレリー・パフナー

ほか、『ミレニアム』シリーズで主人公を演じた故ミカエル・ニクヴィスト、2月に亡くなり、本作が遺作となる『ヒトラー~最期の12日間~』のブルーノ・ガンツら名優が出演し、より重厚感のある作品になっています。

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まとめ

巨匠テレンス・マリックの最新作『名もなき生涯』は監督のキャリア上、初となる実在の人物を描いた作品です。

テーマとなった人物は、ナチスへの従軍を拒否し、信仰と家族への愛に生きた農夫フランツ。

今このタイミングで巨匠がフランツを題材に映画化したことにどんな意味が込められているのでしょうか。

2020年2月21日(金)の日本公開まで、想いを巡らせながら待ちたいですね。

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