スウェーデンで大ヒットした映画『ブリット=マリーの幸せなひとりだち』が5月29日より全国公開されます。
40年間、夫や家のために尽くした専業主婦のブリット=マリーがこれまでの生活を変えようと新天地で頑張っていくというハートウォーミングな感動作。
原作者フレドリック・パックマンによる小説「ブリット=マリーはここにいた」を映画にしたもので、一歩踏み出す人たちにエールをくれるそんな映画です!
いったいどんな映画なのでしょうか。今回はあらすじやキャストなど気になる内容をご紹介していきますね!
あらすじ・ネタバレ
ブリット=マリーはスウェーデンに住む専業主婦。結婚して40年、夫のために毎日食事を作り、家の中は常に綺麗に保ち、完璧な主婦です。
それが自分の生き方だと信じて疑わず過ごしていたブリット=マリーのもとに、ある日人生を大きく変える出来事が起こります。
夫が出張先で倒れたという連絡を受けて、その病院へ駆けつけると……そこには夫の愛人の姿がありました。
ブリット=マリーはこれまでの人生を変えようと決心し、すべてを捨ててスーツケースひとつで長年過ごした家を出ます。
しかし専業主婦として家を守り続けた彼女には働いた経験がほぼありません。
そんな63歳のブリット=マリーに就ける職はなく、ようやく見つかったのが、小さな町にある閉鎖間近のユースセンター。
都会から離れた場所にあるそのユースセンターの管理人兼、地域の子供だちの弱小サッカーチームのコーチの仕事でした。
主婦として生きてきた彼女が、エプロンを外して第2の人生を歩み始めるストーリーです。
ブリット=マリーは主婦としての実力は完璧ですが、融通の利かない頑固な一面があり、笑うことのない女性です。
正直ちょっととっつきにくいタイプのブリット=マリーですが慣れない田舎での新生活で少しずつ変わっていく様子をみるとだんだんと彼女の存在が愛おしく感じられ、不思議と一歩踏み出す勇気をもらえます。
淡々と進む地味なお話かと思いきや、なかなか予想外な展開もあり楽しめる作品です。
日本では2016年に公開され、スウェーデンでは国民の5人に1人は観たという大ヒット映画『幸せなひとりぼっち』の原作を描いた
作家フレドリック・バックマンの、新たな映画化作品ということでそのストーリーの面白さは折り紙つきです!
ちなみに『幸せなひとりぼっち』では妻を亡くして職も失い、生きる希望をなくした59歳の偏屈で孤独な男が立ち直っていく様をユーモアを交えて描いた作品で、やはり新たな生活を歩み始める人たちを応援してくれるような温かさをもっています。笑って泣ける名作なので気になった方、こちらもおすすめですよ!
キャスト
ペルニラ・アウグスト/ブリット=マリー役
主人公のブリット=マリーを演じるのはスウェーデンの女優ペルニラ・アウグスト。
1958年2月13日生まれ。
1992年の映画『愛の風景』でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞しています。
『スター・ウォーズ』シリーズのアナキンの母親シミ・スカイウォーカー役が有名です。
忍耐強い女性で、アナキンの運命を大きく変えるきっかけにもなる人物を演じていました。
本作では、頑固で笑わない主婦ブリット=マリーをムスッとした表情で演じているところがときに面白く、ときに切なく屈指の魅力を醸し出しています。
ペーテル・ハーベル/ケント役
ブリット=マリーの夫で、彼女が家を出た原因のケント役を演じているのがスウェーデンの俳優のペーテル・ハーベル。
1952年12月12日生まれ。
ペルニラ・アウグストとは過去に共演歴があり、曲がりなりにも長年連れ添った夫婦の相手役にぴったりかもしれませんね!
妻よりも年若い女性と長く親密な関係を持ち、それがブリット=マリーに色々なインパクトを与えることになります。
海外での評価
『幸せなひとりぼっち』がスウェーデンの国民5人に1人が観たという大ヒットを飛ばした人気原作者の映画化2作品目ですから、事前の期待は高かったはず。
本作『ブリット=マリーの幸せなひとりだち』の海外の評価はどれほどだったのか気になりますよね!
2019年に本国スウェーデンで公開された本作は、NO1を記録する大ヒット。
やっぱりの結果を出しています。
不器用ながら新しい人生を歩み、傷ついたりときに傷つけたりしながら頑張るブリット=マリーの姿に共感したり励まされる方が多そうですね。
まとめ
本作スウェーデンでNO1を記録した大ヒット映画『ブリット=マリーの幸せなひとりだち』が5月29日より全国公開されます。
原作は『幸せなひとりぼっち』などの作品が有名な人気作家フレドリック・バックマンによる「ブリット=マリーはここにいた」
結婚して40年、専業主婦として生きてきたブリット=マリーが新たな人生を歩み始めるハートウォーミングストーリーです。
年齢や性別の区別なく、自分がその気になればいつでも好きなように歩んでゆける。そんな前向きなメッセージを持った温かい作品ですので、映画ファンならずともぜひ観たい映画です!
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