ばるぼら(映画)結末ネタバレやあらすじ!原作の評判やタイトルの意味とは?

狂気の果てに・・・はたして彼女は悪魔か女神か? あれは、幻だったのだろうか?!

男は、狂気が生み出す迷宮の世界に墜ちていく。

芸術とエロス、禁断の愛、オカルティズムなど様々なタブーに挑戦した大人向け漫画『ばるぼら』が、手塚治虫生誕90周年を記念し実写映画化されました。

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原作は手塚治虫の漫画

『ばるぼら』は、漫画雑誌『ビッグコミック』に1973年7月10日号から1974年5月25号まで連載された大人向けの漫画です。

本作は、異常性欲に悩まされる売れっ子耽美派小説家・美倉洋介が、自堕落なフーテン女・ばるぼらと出会い翻弄されていく物語。

漫画は英語・フランス語でも出版され、世界中にコアなファンをもつカルト漫画の傑作です。

手塚治虫さんといえば『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』のように、少年向けのコミックが多いというイメージがありますが、実際には『奇子』『人間昆虫記』のように、成人向けの作品も複数あります。

『奇子(あやこ)』は、日本の敗戦とともに大きく移り変わっていく時代の中で、崩壊していく旧家の一族のドロドロとした人間関係の姿を描いた社会派ドラマです。

『人間昆虫記』
は、主人公の悪女の生き様をとおして人間社会を鋭く風刺したダークサイド的な異色作で、2011年にはWOWOWでテレビドラマ化されました。

そして『ばるぼら』も、その成人向けの一作です

『ばるぼら』あらすじ

小説家・美倉洋介は、耽美派の天才として名声を得ていた。

そんな美倉には、他人には隠してきた別の一面があった。

なんと・・・それは異常性欲の持ち主である事に、日々悩まされていた。

外見は健康体に見えるが、様々なものなどに対して性欲を抱いてしまう持病があった。

そんなある日、美倉は新宿駅で柱の陰にうずくまっていたバルボラという少女と出会う。

なんとなく気になり美倉のマンションに連れて帰るが、そのまま奇妙な同居生活が始まる。

しかし、バルボラは何をすることもなくゴロゴロして酒を浴び飲んだくれるだけだった。

その後、バルボラは事ある毎に美倉のマンションを出るが、そのたびにまた彼の家に居ついてしまうのだった。

臭いし汚いし、ただ面倒なだけのそんなバルボラを、美倉は追い出さなかった。

追い出さなかった理由は、美倉はバルボラを観察して何かを書こうとしていて、従来の作品にはなかったジャンルをバルボラから引き出そうとしていたからだった。

またどういうわけなのか、バルボラがいれば作家としての創作がはかどるのだった。

美倉にとってバルボラは、作家を続けていく上では、必要不可欠な存在となる。

やがて美倉は現代の魔女であるバルボラと、彼女の母ムネーモシュネーを通じて黒魔術世界とかかわりを持つようになっていく。

そして・・・不思議で衝撃的なラストには、凄いオチが待っているのです。

キャスト

映画『ばるぼら』でメガホンを取るのは、手塚治虫さんの息子の手塚眞さん。

手塚 眞(てづかまこと)さんは、ヴィジュアリストという肩書きで 映画監督など映像全般に関わるクリエーターで、これまでに『ブラック・ジャック ふたりの黒い医者』『東京シャッターガール』『星くず兄弟の新たな伝説』といった作品を手掛けてきました。

『ばるぼら』で、 この独特な世界観をどのように魅せるのか、またどのように仕上がっているのか興味深いところです。撮影監督はクリストファー・ドイル。

そして美倉洋介役を稲垣吾郎さん、ばるぼら役を二階堂ふみさんが演じます。

実写化された本作は、原作通り濡れ場と深い絡みのシーンが多く登場し、“ばるぼら”を演じる二階堂ふみ、“ばるぼら”に溺れていく美倉洋介演じる稲垣吾郎が一糸まとわぬ姿でそれを演じます。

原作の評判

原作はミステリアスで狂気をはらんだ内容で、ばるぼらは主人公自身が持つ狂気性が見せている幻影なのではないかとも思えてくると言う評価があります。

1970年代の手塚治虫は、人間の本音や欲望を赤裸々に描いた作品を相次いで発表し、それらの一連の作品を手塚ファンの間では「黒い手塚漫画」などと呼んで再評価する動きがあります。

タイトルの意味

バルボラは、原作ではギリシア神話のジュピターの娘たちで知的活動をつかさどる九人の女神(詩神)の、一番末っ子だと説明されています。

実は、ばるぼらとはミューズ(詩神)だったのです。

バルボラは、芸術家を成功させる伝説の魔女ということでした。

主人公のバルボラが飲んだくれで、グータラで、あつかましく、無責任で気まぐれでおせっかいで狂気じみていること・・・それこそがミューズの性格で芸術とは元々そういうものだということを手塚治虫は伝えたかったのではないでしょうか・・・。

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まとめ

あらゆる世代に絶大なる人気を誇る世界的漫画家・手塚治虫。

手塚漫画には子供向けの漫画から、大人向け漫画まで多くの作品があります。

『ばるぼあ』は、そんな手塚漫画のなかでも様々なタブーに挑戦した大人向け漫画です。

本作が手塚治虫生誕90周年を記念し、実写映画化されました。

映画『ばるぼあ』2020年11月20日・公開予定

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