映画『黒い司法』が2020年2月28日(金)より全国公開されることが決定しました。
監督は、『ショート・ターム』で世界中から大絶賛を受け、また21年公開予定のMCU映画『シャン・チー』の監督としても抜擢された、現在大注目のデスティン・ダニエル・クレットンが務めます。
さらに、不当な判決を受けた人々を救おうと奮闘する主人公ブライアンをマイケル・B・ジョーダンさんが、ブライアンとともに闘う女性弁護士をブリー・ラーソンさんが演じます。
キャストも豪華で今から公開が楽しみですね!
そこで、映画『黒い司法』のあらすじやキャストについてご紹介したいと思います。
Contents
日本での公開が遂に決定!『黒い司法』ってどんな映画?
映画『黒い司法』は、ブライアン・スティーヴンソンによるノンフィクション小説『黒い司法――黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う』を元にして作られた作品です。
著者のブライアンは、今までに幾多の不当な判決と闘い何十人というたくさんの死刑囚を救ってきた人物で、貧困者や黒人たちへの偏見に果敢に立ち向かう姿は、これまでも高く評価されてきました。
まさに著者の実体験が物語に詰め込まれていると言うことで、非常に緊張感と説得力が高い作品になっていそうですね。
本の評判も絶賛の声が多く、ますます期待が高まります。
ブライアン・スティーヴンソン著『黒い司法――黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う』
大倉部長セレクト本。
詳しくは今夜10時から📻⚡︎#jwave #bookbar813#黒い司法 pic.twitter.com/ar74Smg43X— BOOK BAR (@BOOKBAR_813) June 2, 2018
かなり壮絶な真実が語られているようですね…。
アメリカの想像以上に厳しい黒人差別に衝撃を受ける人々も多くいらっしゃいました。
そんな絶望的な状況下においても勝利を信じ闘い続けるブライアンの姿に、諦めないで立ち向かう勇気を得た!と言う感想も多く見られます。
心に残る名作であること間違いないですね。
異常なまでのアメリカの冤罪件数…驚きのその実態とは
ところで、アメリカの冤罪の実態とはどんなものなのでしょうか?
2014年に発表された米国冤罪事件データベースの研究プロジェクトのデータによると、2013年における冤罪件数は87件であり、過去25年間ではなんと約1300件にものぼるとのことでした。
さらに、人種差別的な偏見が原因で、アフリカ系米国人の方が様々な犯罪で冤罪となる可能性が高いと言う、驚きの報告書も発表されています。
米ミシガン大学ロースクールなどによる米国の冤罪を追跡調査するプロジェクト「米冤罪(えんざい)事件データベース」が、1989年から2016年10月に起きた冤罪事件を調べた。
報告書によると、有罪判決を受けたがその後無実が証明された1900人を調査したところ、人口構成比の3倍に当たる47%がアフリカ系米国人だった。黒人が殺人で冤罪となる可能性は白人の約7倍、麻薬犯罪で冤罪となる可能性は白人の約12倍だという。
引用元:https://jp.reuters.com/article/usa-crime-race-idJPKBN16E0MY
信じられませんが、これが現在のアメリカにおける冤罪の実態のようです。
見出し2:『黒い司法』のあらすじは?
物語の舞台は1980年代のアラバマ州。ここは未だに黒人への差別が根強い地域で、黒人男性の3分の1が刑務所に入ったことがあるという、異常な状況下でした。
そんな中、若き弁護士ブライアン・スティーブンソンは罪を犯していないにも関わらず死刑を宣告されてしまった黒人男性ウォルターと出会い、彼を救おうと奮闘します。
しかし、現実はそう簡単にはいきません。裁判には白人の陪審員たちばかりが選ばれたり、証言は不利になるよう仕組まれたりなど、数々の不正や差別が彼らを阻みます。
果たして、ブライアンはこの絶望的な状況の中どのように闘い、困難に立ち向かって行くのでしょうか?
そして、勝利を勝ち取ることはできるのでしょうか?!
映画『黒い司法』のキャストは?
やはり気になるのは主人公ブライアンを演じるマイケル・B・ジョーダンさんですね。
どんな俳優さんなのか、さっそく見ていきましょう。
マイケル・B・ジョーダン(ブライアン役)
アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタアナ出身の俳優で、キャリアの始まりは実はキッズモデルからだったマイケル・B・ジョーダンさん。
12歳から俳優としてのキャリアをスタートさせ、2010年には、アメリカのNYLON誌でのハリウッドの若手俳優特集の中で将来の55の顔のひとりにも選ばれています。
そして彼を一躍有名にした作品こそが、映画『ロッキー』の続編として2015年に公開された『クリード チャンプを継ぐ男』です。凄まじいトレーニングの末に手に入れた彼の肉体には、思わず見とれてしまいます。
その後も映画『ブラックパンサー』で悪役を熱演し大絶賛を受けるなど、今大注目の俳優さんです!
しかも日本のアニメの大ファンだとか!チャーミングなところもとっても魅力的です。
ブリー・ラーソン(エバ役)
ブライアンとともに不当な判決を受けてしまった黒人死刑囚を助けようと闘う法律事務所の女性にはブリー・ラーソンがキャスティングされました。
ブリー・ラーソンはアメリカ合衆国カリフォルニア州サクラメント出身の女優で、最近ではMCU映画『キャプテン・マーベル』や『アベンジャーズ/エンドゲーム』に出演しています。
2015年の映画『ルーム』で第88回アカデミー賞主演女優賞受賞しており、こちらも現在大注目の女優さんです。
ミュージシャンや映画監督としても活動しているそうで、マルチに活躍されていることがわかります。
まとめ
実話をもとに、アメリカでの黒人冤罪裁判の厳しい現実と、そこで繰り広げられる壮絶な闘いを描いた映画『黒い司法』。
2020年2月28日の日本公開まで、待ち切れませんね!
監督は現在のりに乗っているデスティン・ダニエル・クレットン、そして主演には演技に定評があるマイケル・B・ジョーダン、またクレットン監督とはこれで3度目のタッグとなるブリー・ラーソンも参加することで、面白い作品になりそうです。
さらに、黒人の被告人を演じたジェイミー・フォックスについてはすでにいくつかの賞やノミネートを受けており、今年度の話題作になること間違いなしです!
どうぞお見逃しなく!!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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