ボクらを見る目|ネタバレやあらすじ!元ネタになった実話について詳細も解説!

エミー賞に輝いたドラマがNetflixで公開されています。

原題は”When they see us”、邦題「ボクらを見る目」。

ドラマ『ボクらを見る目』についてご紹介します。

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ドラマ『ボクらを見る目』ってどんなドラマ?

Netflixでは以下のように紹介されています。

セントラルパークで起こった暴行事件の容疑者として、ハーレムの少年5人が不当逮捕される。それは、長年にわたる悪夢の始まりだった。実際の事件に基づくシリーズ。(https://www.netflix.com/jp/title/80200549)

実際の事件とは、「セントラルパーク・ジョガー事件」と呼ばれている事件です。

「セントラルパーク・ジョガー事件」って?

1989年4月、ニューヨークのセントラルパークをジョギングしていた白人の女性が暴行され、瀕死の状態で放置されているのが発見されるという非常に痛ましい事件が起こります。

警察はこの事件の容疑者として14〜16歳の5人のアフリカ系及びヒスパニック系の少年を逮捕、彼らの自白に基づき事件の犯人であると発表します。

アフリカ系、ヒスパニック系は非白人として当時のニューヨークでは苛烈な人種差別の標的となっていました。

さらに当時のニューヨークは市長選も近く、事件の凄惨性もあり、警察は彼らの話もろくに聞かず一方的に彼らを逮捕します。

しかも捜査といっても今なら性的暴行事件と言えば不可欠のDNA検査も当時は一般的でなく、さらに被害者は重篤な負傷とショックで記憶が全くない状態。

重要視されるのは自白。

同じく有色人種である家族も警察には逆えず、虚偽の書類にサインを強要され、子どもと引き裂かれることとなります。

精神・体力の限界を迎えた少年たちは虚偽の自白を強要され、その証言に基づき彼らは有罪判決をうけ、6〜13年の懲役刑に服することとなります。

刑務所の中はとんでもないところで、特に成人刑務所に収監された少年は看守から・囚人からを問わず凄惨なリンチを受け、果ては性的暴行にまで遭います。

さらに5人の家族は性犯罪者として収監された人間の家族として、世間から白眼視され、働くことも、普通に生きていくことすらできなくなります。

5人が真犯人ではなく、自白も警察に強要されたものであったことが明らかになったのは2002年、別の性的暴行事件で終身刑に服していた真犯人が自ら犯人であると述べたためです(この事件については時効が成立していたため裁かれることはありませんでしたが…)。

5人の刑は取り消され、彼らは当時のニューヨーク市を相手に人権裁判を展開することとなりました。

しかし流れた時間の取り返しがつくはずもなく、5人とももう少年ではありませんでした。

書きつらねているだけでつらいのですが、実際に起こった事件だというのですから本当にとんでもないことです。

唯一辛くも幸いなことは、被害を受けた女性は事件のため大変な後遺症に苦しめられつつも、現在は社会復帰を果たし、性犯罪被害者のための活動をされているとのこと。

また、5人の少年たちも社会復帰を果たしているとのこと。

ただ、現アメリカ大統領のトランプ氏を始め未だに肌の色を理由に彼らの潔白を疑う人物がいることも事実です。

「『セントラルパーク・ジョガー事件』のドキュメンタリーは公園で起こったこの若者たちの恐ろしい犯罪について書いていないゴミだ」。

真犯人が自白しているというのに。

このように、一人の女性がとんでもない目に遭ったのみならず、肌の色によって真実が左右され、5人の少年の人生を始めたくさんの人の人生が歪んでしまった一連の事件、それが「セントラルパーク・ジョガー事件」なのです。

決して遠い過去の事件ではないというのが怖いところです。

ドラマ版は?

ドラマ版のパート4については以下のように紹介されています。

16歳のコーリーは大人として裁かれ、刑務所で凄惨な経験をする。十数年後、驚がくの事実が発覚し、長く闇に葬られていた真相がついに明らかに。(https://www.netflix.com/jp/title/80200549)

ドラマは事件の発生から2002年の真犯人発覚とおそらくその後の後日談を描くようです。

なお、大人として裁かれたコーリーを演じたジャレル・ジェロームはこの作品でエミー賞の最優秀短編シリーズ主演男優賞を受賞しています。

映画『ムーンライト』(2016)で若かりし頃のケヴィンを演じていました。

演技力は折り紙付きです。

また、すでに見た人からはこんな感想が。

決して辛いだけのドラマではないようです。

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まとめ

ドラマ『ボクらを見る目』についてご紹介しました。

事件は言ってしまえば過去のことではありますが、今なお起こっている人種差別をシビアに見つめる良作です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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