今回は生田斗真主演作品「グラスホッパー」の続編である、2010年に角川書店により発行された「マリアビートル」について書いていきたいと思います。
作家、伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」は映画化されることが決定、それもなんとブラッド・ピットが主演することになりました!
その新作映画は「Bullet Train」として上映予定。
もともとブラッド・ピットは「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でオスカーを手にした後、次の出演作として「Babylon(原作)」を予定していました。
しかし同作の撮影開始が2021年に延期されることとなり、スケジュールに空きができたため今回の「Bullet Train(原作)」に出演することになったといいます。
新型コロナウィルスの影響により、新幹線での舞台シーンが展開するこの映画は必要キャストやクルーの検査などを含めた規制の中でも撮影が進みやすいとして、ソニーは秋にも開始する見込みです。
制作スタッフたちについて
この作品の監督は、映画「デッドプール2」でメガホンを取ったデヴィッド・リーチが務めます。
また脚本の監修も担当。
エグゼクティブプロデューサーとして伊坂幸太郎が所属するエージェンシーCTBの三枝亮介と寺田悠馬が参加するとのことです。
伊坂幸太郎のマリアビートル読み始めた。
普段はSF.ミリタリー物の洋書ばかり読むので和書は珍しいのだが、ハリウッド映画化されブラッド・ピットが出演すると聞いてどんなもんかと☺️どうも前作のグラスホッパー読んでからの方が良いらしいね。まぁいいか。#マリアビートル#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/u8IBfueaTC— rocket25 (@rocket2513) July 25, 2020
どんなストーリーなの?
~ネタバレ注意~
作品のあらすじ
アル中の元殺し屋・木村雄一は、王子という中学生に六歳の息子・渉をデパートの屋上から突き落とされ、渉は意識不明の重体で病院に入院しています。
木村は復讐を誓い、王子が一人で東北新幹線に乗るという情報を仕入れ、殺害することを決意します。
しかし殺害するつもりが逆に王子にスタンガンで気絶させられ、入院中の渉を人質に取られてしまいます。
次は蜜柑と檸檬という腕利きの殺し屋の二人組。
2人は峰岸良夫という闇社会の大物から依頼を受け、誘拐された息子を救出しようとします。
身代金の入ったトランクと一緒に東北新幹線で送り届ける予定でしたが、まさかのトランクを紛失してしまいます。
さらに最悪なことに二人が目を離した隙に息子は死んでいました。
次は七尾という殺し屋。
彼は真莉亜という女性の指示に従い、蜜柑と檸檬達の運ぶトランクを奪い、上野駅で下車する予定でした。
しかし、下車するタイミングで狼と呼ばれる七尾に恨みを持つ殺し屋に出くわしてしまい、下車することができませんでした。
しかも狼ともみ合いになり誤って彼を殺してしまいます。
七尾の状況はさらに悪化していくのでした。
こうして同じ新幹線の中でいくつも出来事が重なり、彼らを翻弄します。
この物語は、そんな彼らの巻き起こす車内での出来事を描いています。
見どころは?おすすめポイントはここ!
東京から盛岡へと向かう東北新幹線を舞台に5人の殺し屋たちが次々とバトルを繰り広げる作品です。
ブラッドがどんな殺し屋を演じるのか、そして、ほかのキャラクターにはどんな役者がキャスティングされるのかに注目です!!
タイトルの意味は?
「グラスホッパー」に続き今回も虫つながりのタイトルになっているようです。
てんとう虫は英語で「レディバグ」、「レディビートル」と呼ばれます。
このレディは何を指しているのかといいますと、マリア様を指しています。
マリア様の肖像画で描かれているマントは赤色です。
てんとう虫の赤い背中と同じ色です。
またてんとう虫には黒い点が7つありますが、ここではマリア様の7つの悲しみを背負っている、と解釈できます。
それにちなんで「マリアビートル」なのでしょう。
この作品で「七」といえば七尾。つまり、七尾の背負っている悲しみを指しているのだと思います。
気になる海外評価は?
リーチ監督の作品は、過激で迫力満点なアクションシーンや、ダークユーモア溢れる作風が売りです。
この映画の新幹線という舞台で繰り広げられるアクションがどんな形で実写化されるのかに期待が高まります。
小説を読んだ方からは高評価なため、映画も期待大ですね。
『グラスホッパーの続編ですが、単体でも楽しめます。伊坂さんの作品は色々読みましたが、こちらの登場人物は特に印象的で、魅力的な個性派揃い。 新幹線内での出来事という、時間
と場所の限られた空間で起こる事件はスピード感があり、一気に読める作品です。』
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