失くした体(netflix)ネタバレあらすじ!海外の評判や口コミ・感想を集めてみる!

「手は口ほどに物を言う」とはいいませんが、考えてみると手というのは自分の相棒のような存在。

いわゆる職人技というのは手の繊細な感覚から生み出されるものですし、手相や指紋、細かな傷にはこれまでの人生が映し出されているような気がします。

人の意識がどこに宿るかという問題はさておき、多くの人にとって、手というのはもっとも身近な身体器官なのではないでしょうか?

今回ご紹介するのは、そんな「手」が主人公の不思議な物語です。

フランス発の長編アニメーション映画『失くした体』。今回はこの作品のあらすじや評判などをご紹介します。

Netflixで配信されているので、気になる方はぜひご鑑賞ください。

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『失くした体』はどんな映画?


『失くした体』は2019年のフランス映画です。

カンヌ国際映画祭の批評家週間ではアニメーション映画初となる大賞を獲得、アヌシー国際アニメーション映画祭でも最高賞に輝くなど、国際的な評価を受けた作品です。

一般向けには2019年11月29日からNetflixで独占配信されており、日本の一部劇場では先行上映も行われました。

監督はジェレミー・クラパン。パリ出身のアニメーション監督で、本作が初の長編作品となります。

原作は『アメリ』の脚本で知られるギョーム・ローランの小説「Happy hand」。

切断された手が自分の体を求めて街をさまよう、奇妙で切ない作品となっています。

『失くした体』のあらすじ

パリのとある病院から、一本の切断された手が脱走します。

その手の持ち主はナウフェル。かつてはピアニストと宇宙飛行士になることを夢見た少年でした。

若き日のナウフェルの記憶がフィードバックされるなか、手は彼の体を探してパリの街をさまよいます。

両親との死別、周囲からの疎外感、そして図書館司書ガブリエルとの淡い恋。

孤独なナウフェルの半生が次第に明らかになっていきます。

『失くした体』の結末(ネタバレ)は?

どうしても気になるという方のために、『失くした体』の結末をネタバレで紹介します。

手の持ち主、ナウフェルの半生は悲惨なものでした。

幼くして両親を事故で亡くした彼は、親戚の家に引き取られ、居心地の悪い環境で暮らすことになります。

やがて大人になった彼はピザの配達の仕事を始めますが、遅刻を繰り返しては店長に怒られる毎日。

そんなある日、配達先でガブリエルという女性に出会います。

インターホン越しで直接顔を合わせることはありませんでしたが、彼女のことが気になるナウフェル。

ガブリエルに近づくため、ナウフェルは彼女の叔父ジジのもとで見習い大工として働きます。

ようやく彼女と親しくなり、大工の仕事にも慣れたナウフェルは、充実した日々を送るのでした。

あるとき、彼は空きビルの屋上にガブリエルを誘い出し、自分がピザの配達で彼女と出会っていた事実を明かします。

しかし、自分に近づくために叔父が利用されたと考えたガブリエルは激怒。彼のもとを去っていきます。

自暴自棄になり、バーで酒をあおって乱闘騒ぎを起こすナウフェル。

翌朝、疲れと酔いで油断していた彼は、誤ってみずからの手を電動のこぎりで切り落としてしまうのでした。

こうして片手を失ったナウフェルのもとに、ついに彼の手がたどり着きます。

しかし次の日になってみると、彼の姿は部屋にありませんでした。

心配したガブリエルも空きビルの屋上へと向かいます。

屋上に落ちていたテープレコーダーには、ナウフェルの幼少期の思い出が詰まっていました。

どうやらナウフェルが新しい人生の一歩を踏み出したことがわかり、ガブリエルは安心します。

もはやナウフェルには自分が必要でないことを悟った彼の手も、静かに雪のなかへと消えていくのでした。

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『失くした体』の登場人物は?

ここでは『失くした体』の主な登場人物を紹介します。

ナウフェル(声・ハキム・ファリス)


切断された手の持ち主。幼少期はピアニストと宇宙飛行士になることを夢見ていました。

しかし、両親を事故により亡くし、孤児として職を転々とするようになります。

ピザの宅配をきっかけにガブリエルと出会い、ひそかに思いを寄せていくようになります。

ガブリエル(声・ヴィクトワール・デュボワ)


図書館司書として働く女性。

叔父のジジを気にかけており、彼のもとで働くナウフェルとも自然と言葉を交わすようになります。

ちなみに、フランス語の声優を担当したヴィクトワール・デュボワは、女優として『君の名前で僕を呼んで』(2018年)などに主演しています。

ジジ(声・パトリック・ダスンサオ)

ガブリエルの叔父で大工。いかにも職人気質な男です。

見習いになりたいというナウフェルの申し出を一度は断りますが、彼が孤児であることを知って雇い入れることにします。

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『失くした体』海外の評判は?

カンヌ国際映画祭の国際批評家週間で、アニメーション作品初となる大賞を獲得した『失くした体』。

すでにNetflixで世界中に配信されていますが、海外での評判はどうなのでしょうか?

たとえば、アメリカの映画評論サイト『Rotten tomatoes』でのレビューには以下のようなものがあります。

冒頭での詩的なモンタージュによって、切断された手の幼少期の記憶が描き出されます。バイクのハンドルを握る手。車の窓から出る手。人形に伸びる手。これはおそらく『カールおじさんと空飛ぶ家』へのオマージュでしょう。間違いなく、これは2019年のベストアニメーション作品といえます。―Cath Clarke(Guardian)

この映画に自分自身の言葉で出会い、然るべき夢の論理で鑑賞すれば、朗々たるカタルシスの物語を聞くことができるでしょう。これは自分自身の一部を置き去りにするような世界のうちに、美を見つけ出そうと奮闘する物語なのです。―David Ehrlich(indieWire)

誰もが観たくなるほど独創的なアニメーション作品『失くした体』は、心を持った手についての非凡な物語です。この話がいささか突拍子もなく思えたとしても、暗く奇妙で素晴らしい描写が信じさせてくれるでしょう。―Kenneth Turan(Los Angeles Times)

同サイトの批評家による評価平均は97%、一般ユーザーの評価平均も86%を獲得しており、ともに高く評価されていることがうかがえます。

日本のTwitterを見ても、そのほとんどが肯定的な評価ばかりです。

こうして見ると、総じて作品の世界観を評価する声が多いようです。

なかにはプロットが退屈であることを批判するレビューもありましたが、それでも創造的な物語であることは疑いを容れません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はNetflix配給のアニメーション映画『失くした体』をご紹介しました。

フランス映画らしく、詩的なエスプリに満ちた作品になっています。

観終わったときには間違いなく温かい気持ちになっているはず。

この寒い冬、家で鑑賞するにはおすすめの一本といえるでしょう。

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