シャッターアイランドって難しいのでわかりやすく解説!ラストのネタバレも少々!

レオナルド・ディカプリオ主演の映画『シャッターアイランド』

謎だらけの不思議な島シャッターアイランドを舞台にした難解なサスペンススリラーです。

この映画、謎が謎を呼ぶ不穏な展開だらけで、観ているこちらの気持ちをざわざわさせます。

ラストにもあっと驚くようなどんでん返しもあり、非常に見応えがありますが、その分難しい部分も多いですね。

今回はストーリー上でも大きな謎の部分についてわかりやすく解説しちゃいます!

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あらすじ

連邦保安官テディ(エドワード)・ダニエルズと相棒のチャック・オールは、ボストンハーバーの孤島にあるアッシュクリフ精神病院を訪れます。

島を出入りするには1日に何便かあるだけのフェリーにのるしかない孤島です。

そこでは子どもを3人殺したレイチェル・ソランドーという女性患者が「4の法則。67番目は誰?」というメッセージを残して行方不明となっていました。

この島には何か謎があると思い始めたダニエルズは、強制収容されている精神異常犯罪者への取り調べを進めます。そして病院内で行われていたマインドコントロールの事実が明らかになっていきます。

2点3点する展開で気付けば作品の世界に入り込んでしまうような内容になっています。
ところどころでフラッシュバックのように挟まる衝撃的な映像が、過去に何かあったことを思わせ、謎はどんどんと深まっていきます。

テディの推理と隠された事実

行方不明となったレイチェル・ソランドーは、わが子を3人も溺死させた過去を持ちます。

病院に入ってからも回復の兆しはなく、自分で作り上げた世界に閉じこもり、病院を自宅だと思って過ごしていたと言います。

テディはそんなレイチェルが自ら突然失踪するとは考えにくいと思い、彼女の部屋を調べることにします。

そしてそこで「4の法則。67番目は誰?」という不思議なメッセージを発見しました。

聞き込みを続ける中で、自分たちとちょうど入れ違いで島を出ていったというシーアン医師の存在を知ります。

テディはレイチェルの担当医であるシーアン医師が怪しいと推測します。

テディがこの島にやってきた目的は、レイチェル・ソランドーの捜索ですが、実はそれ以外に別の大きな目的を持っています。

かつてテディと妻ドロレスが住んでいたアパートの管理人で、アパートに放火しドロレスを死なせた犯人アンドリュー・レディスが島に収容されていたからです。

しかしレディスの情報はなく、患者に聞き込みをしてもみな一様に決まった回答をするのみで、院長が口止めをしているのではないかとテディは考えます。

さらに聞き込みを続けていると、この島で行われている人体実験についての情報を得ます。

それはロボトミー手術と呼ばれるもので、脳の前頭葉を切除し、凶暴性を抑えるというもの。これにより危険な精神病を持った犯罪者も穏やかになり、その人格や記憶を喪失させるのです。

ここからは劇中でも大きな謎の要素について解説をしていきます!

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アンドリュー・レディスの正体

本作の中でも1番の謎といってもいいかもしれません。
妻ドロレスを殺害した姿なき放火魔レディス。

視聴していれば分かりますが、その正体は、テディ自身でした。

過去、うつ病を患った妻は子どもたちを全員湖で溺死させてしまいます。
そしてレディス自身の手で妻を殺してしまいます。

悲惨な現実に向き合えずに、レディスはエドワード・ダニエルズという人格を作り上げたのです。

そして精神病院に収容されたあとも捜査官テディとしての自覚を持っていたのです。

レディス自身も元々連邦保安官だったため、テディもその設定を継いでいるのですね。

テディの記憶では、妻は火事で亡くなっているのですが、合間に出てくる妻の幻影を見るシーンではその姿は水に濡れた状態で登場しています。

妻が子どもたちを池に沈め溺死させたという現実を表す伏線でもありますね。

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4の法則。67番目は誰?の意味

レイチェル・ソランドーが書き残していったメッセージ「4の法則。67番目は誰?」

失踪したレイチェルもまた、テディと同様に厳密には実在しない人物で、その正体はレディスの妻ドロレス・チャナルです。

テディ(エドワード)、レディス、レイチェル、ドロレス。
実はこの4つの名前はアナグラムになっています。

EDWRD DANIELS(エドワード・ダニエルズ)=ANDREW LEDDIS(アンドリュー・レディス)

RACHEL SOLANDO(レイチェル・ソランドー)=DOLORES CHANAL(ドロレス・チャナル)
それぞれ並び替えることで、同一人物であることがわかる仕掛けになっているのです。
これが、「4の法則」の表すものです。

劇中で病棟のA棟とB棟に42人、C棟に24人の患者が収容されていることが分かっています。合計すると66人です。

テディは「67番目の患者」が他にいることをレイチェルが示していると考えていましたが、テディ(レディス)本人が67番目の患者だという意味でした

これがレイチェルが残した「4つの法則。67番目は誰?」の意味です。

レイチェルの失踪とは何だったのか

これは、コーリー院長とシーアン医師が作ったロールプレイ治療をするうえでの設定だったのです。

事件の内容のほとんどが単なる設定であり、レディスが犯した罪を追体験させ向き合うことを目的として治療プログラムの一環です。

アッシュクリフ病院ではロボトミー手術以外にこうした自然治療で解決を図るプログラムもあり、レディスの治療法を決定するために今回のロールプレイ治療が施されました。

テディとともに島にやってきた相棒のチャックこそが彼の担当医であるシーアン医師で、常にテディの傍にいられるように相棒という設定にしたのでしょう。

よく見てみると、連邦保安官であるはずのチャックが武器の扱いに不慣れな描写があり、実際にはシーアン医師がチャックを演じていただけだということがわかるようになっています。

洞窟で出会った女性は誰?

テディが崖の洞窟で出会う謎の女性。

テディは彼女をレイチェルだと思い込み話しかけますが、女性は最後まで名乗ることはありませんでした。

テディはたびたび幻覚を見ていたので彼女もその一種だと考えることもできますが、劇中で明確にされていません。

ただ、火が焚かれており、テディは凍える身体をその火で温めていたので、少なくともその場に実在する女性だったという考え方ができそうです。

また、彼女はロボトミー手術の方法やその内容などをエディに語ってしました。

テディ(レディス)にはその類の知識はなかったと考えるのが自然なので、自分の知らない知識を幻覚に語らせることはできないでしょう。

いずれにしても、彼女の正体が何者なのかは謎のままです。

考えられるとすれば、病院が手配したロールプレイ治療の設定上の登場人物か、もしくは本当に逃げ出した患者か。どちらかではないでしょうか。

ラスト

最後にテディは、レディスとしての現実を思い出すことになります。

それを受け入れられればコーリー院長やシーアン医師の治療は成功、ということになるのですが……

現実を受け止めたかに思えたレディスがシーアン医師を「チャック」と呼び、またテディの人格に戻ってしまいました。

自然治療を望んでいた医師たちは残念そうにロボトミー手術の準備を始めます。

レディスには凶暴性が認められていたため、ロールプレイ治療で改善されなければロボトミー手術するしかなかったのですね。

しかし、その後テディはこんな言葉をシーアン医師に話します。

「どっちがマシかな。モンスターのまま生きるか。善人として死ぬか」

この言葉にシーアン医師は驚いていました。

妻を殺した現実を受け止め、凶暴性を内に秘めたモンスターとしてこのまま生き続けるのか。

ロボトミー手術を受けて誰も傷つけることなく、人格や記憶を失って生きるのか(=善人として死ぬ)。

テディはレディスとしての正気を取り戻したうえで、ロボトミー手術を受けられるように自らの意思で妄想が戻ったふりをしたということです。

ちょっとだけ切ないラストですね。

映画の後半に味わう感覚は、内容こそは違いますが、M・ナイト・シャマラン監督の『シックス・センス』やジェームズ・マンゴールド監督の『アイデンティティー』に近いかもしれません。

この『シャッターアイランド』は内容を理解したうえでもう1度観ることで見方がまた変わる名作です。

真実をわかったうえで見てみると院長やシーアンの言動にまた切なさを感じてしまうほど。視線やしぐさなどにも伏線が張られて見応えがありますよ!

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