戦う女性って美しいですよね!
もちろん可憐な女性も素敵ですが、たくましく困難に立ち向かっていく姿も凛々しく映ります。
きっと世相の変化も反映しているのでしょう。近年、そうした女性の活躍を描いた映画が人気を博しています。
それは、たとえば『ハンガーゲーム』であったり、『キャプテン・マーベル』であったり。
最近だと『スター・ウォーズ』の主人公レイもそうですよね。
今回ご紹介するディズニー映画も、そんな屈強で美しい女性が主人公です。
タイトルは『ムーラン』。きっとアニメ版でご存じの方も多いでしょう。
ディズニーとしては『美女と野獣』や『アラジン』といったヒット作に続く実写化作品となります。
今回はこの映画『ムーラン』について、あらすじやキャストをご紹介します。
特に主演となるリウ・イーフェイの評判についても取り上げているので、気になる方はぜひご覧ください。
Contents
『ムーラン』はどんな映画?
『ムーラン』は、1998年に公開された同名アニメーション映画の実写化作品です。
監督は『スタンドアップ』などで知られるニキ・カーロ。
社会派映画も制作している女性監督なので、今回の実写化に際しても適任者といえるでしょう。
主演を務めるのはリウ・イーフェイ。中国系のアメリカ人で、米国と中華圏を中心に若くから才能を発揮してきた女優です。
また、気になる音楽を担当するのは、『ナルニア国物語』で知られるハリー・グレッグソン=ウィリアムズ。
余談ですが、彼はゲーム『メタルギアソリッドシリーズ』の音楽も担当しており、日本人には馴染み深い存在といえます。
この『ムーラン』ですが、本来は2018年に公開される予定でした。しかし、制作スケジュールが後ろ倒しになり、2020年まで延期されることになったのです。
きっと待ち望んでいたディズニーファンも多いのではないでしょうか。いよいよ公開ですね!
『ムーラン』のあらすじは?
さて、ここでは『ムーラン』のあらすじをご紹介します。原作を踏まえたネタバレもあるので、気になる方はご注意を。
物語の舞台は古代中国です。
フン族の侵攻から国を守るため、時の皇帝は国中に徴兵令を出しました。どの家も、かならず男子一人を軍に入隊させなければならなくなったのです。
ところが、ファ家にいる男子は足を負傷した父親のみ。もちろん、徴兵令に逆らうことはできません。
そんな父を守るため、彼の娘であるムーランは髪を切り落とし、男として軍に入隊するのでした。
初めは失敗続きだった彼女でしたが、隊長のもとで努力を重ね、次第に仲間からの信頼を得るようになります。
そんななか、ムーランたちはフン族の奇襲を受けます。彼女の活躍により部隊は敵を退けることに成功しますが、その際に女であることが露見してしまいます。
シャンの隊長の情けで処刑こそ免れますが、彼女は軍を追放されてしまうのでした。
一方、フン族を退けたことで、都は勝利に湧いていました。しかし、生き延びていた敵の残党が侵入し、皇帝を捕えてしまいます。
ムーランは隊長や仲間たちとともに敵と戦い、見事に皇帝を救出。敵を倒すのでした。
こうして、ムーランは英雄として民に称えられます。
皇帝からも贈り物を受け、彼女は家族のもとへと戻っていくのでした。
『ムーラン』のキャストは?
ここでは『ムーラン』のキャストをご紹介します。
リウ・イーフェイ(ムーラン役)
主人公のムーランを演じるのは長身美女のリウ・イーフェイ。
格闘技の心得があり、英語も堪能であったことから今回の主役に抜擢されたようです。
父を守るため、男に扮して軍に入隊するムーラン。
美貌もさることながら、どんなアクションを見せてくれるかも気になるところです。
彼女の経歴については後ほど改めてご紹介します。
ドニー・イェン(タン司令官役)
ムーランの面倒を見る司令官タンを演じるのはドニー・イェン。香港を代表するアクション俳優です。
『イップ・マン』シリーズでお馴染みの彼は、「宇宙最強」の異名も持っていますよね。
長らく香港映画で活躍していましたが、最近では『ローグワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に出演するなど、ハリウッド映画に再進出しているようです。
ちなみに完結作『イップ・マン4 完結編』も日本公開が決まっています。
ジェイソン・スコット・リー(ボーリ・カーン役)
本作の悪役となる、フン族の頭目ボーリ・カーンを演じるのはジェイソン・スコット・リー。中国系アメリカ人の俳優です。
彼はディズニー映画『ジャングル・ブック』(1994年)の主演を務めた経歴もあります。
彼もまた格闘技に精通しているようなので、他の俳優とのアクションシーンに期待が持てます。
主演のリウ・イーフェイって誰?
さて、主要キャストを紹介しましたが、やはり気になるのは主演のリウ・イーフェイの存在ですよね。
知らない方もいると思われるので、もう少し経歴をご紹介しましょう。
リウ・イーフェイは1987年生まれの女優です。
少女時代を米国で過ごしてましたが、14歳のときに中国へ戻り、女優デビューを果たします。
2005年にはテレビドラマ『天龍八部』に出演、この作品は日本でも放映され話題となりました。
それがきっかけとなったのでしょう、なんと日本で歌手デビューを果たし、CMなどにも出演を果たします。
その後は活動の場を映画へと移し、主に中華圏の作品に出演してきました。
そうなんです、日本にゆかりのある女優なんですよ!
リウ・イーフェイの演技力って?
そんな彼女、演技力はどう評価されているのでしょうか。
実は、中国の映画ファンの評価は良いものばかりではないようです。
彼女は中華圏のコミュニティサイト豆瓣(ドウバン)の投票で、2016年の年間最低女優にランクインしています。
これはちょっと不名誉な結果ですよね。
表現力に欠ける、というのが中国ネチズンの言い分みたいですが、真偽のほどはどうなんでしょうか?
もちろん、肯定的な意見も多くあります。
語学力やアクションに長けており、勤勉で、何よりスター性があるという意見です。
彼女は若くして女優デビューしているため、どうしても賛否両論の意見が出てしまうのでしょう。
とはいえ、ひとつだけ確かなのは、彼女がディズニーによって1000人の候補者のなかから選ばれたということです。
それだけで一定の実力は備えていると考えるべきでしょう。
何にせよ、ぜひ劇場に足を運び、自分の目で彼女の演技を確かめてみてください。
まとめ
いかがでしたか? 今回は映画『ムーラン』をご紹介しました。
「花は逆境で咲くときその尊さと美しさを増す」というのはアニメ版の名台詞。
今回の実写版でも、ムーランがどんな美しさを見せてくれるのか楽しみで仕方ありません。
映画『ムーラン』の公開日は2020年4月17日です。
春になるのが待ち遠しいですね!
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