「スカーフェイス」「アンタッチャブル」で知られるブライアン・デ・パルマ監督の最新作「ドミノ 復讐の咆哮」が2020年2月14日に公開されます。
上映する劇場も続々と増え、日本版の予告も公開されたばかりです。
デ・パルマの作品が日本で公開されるのは「パッション」以来約8年ぶり。
待望の新作、いったいどんなお話なのでしょうか?
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映画「ドミノ 復讐の咆哮」ってどんな話?
鬼才と呼ばれる名監督・ブライアン・デ・パルマが手掛ける最新作は、国際テロの陰謀に巻き込まれ立ち向かっていく刑事の姿を描いた、サスペンス・アクション。
緊張感で張り詰めっぱなしの予告1分38秒ですね!
上映時間89分の間にどれだけハラハラさせられるのか、期待が高まります。
ニコライ・コスター・ワルドー、カリス・ファン・ハウテンという「ゲーム・オブ・スローンズ」つながりの二人がメインキャストとして登場しているのも話題になっています。
監督 ブライアン・デ・パルマってどんな人?
アメリカン・ニューシネマの代表的な監督として名前があがることも多いブライアン・デ・パルマ監督。
1968年に「ロバート・デ・ニーロのブルーマンハッタン/BLUE MANHATAN2・黄昏のニューヨーク」でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞してから、おもにハリウッドで活躍します。
アルフレッド・ヒッチコックに強く影響を受けていることで知られていて、実際ヒッチコックの作品「サイコ」へのオマージュをささげた映画「殺しのドレス」を製作しています。
この作品は過激な暴力や性的な描写が問題となり、上映反対の運動まで起こったそう。
そんな作風から、好き嫌いがハッキリと分かれてしまう監督としても有名です。
賛否を巻き起こすような作品だけではなく「ミッション・インポッシブル」のような娯楽大作を手掛けることも。
クエンティン・タランティーノが初めて熱中した映画監督として名前を挙げたり、2017年にはデ・パルマ本人が自身の作品について語るドキュメンタリー「デ・パルマ」が製作されるなど、多くの映画人に愛されている監督です。
「ドミノ 復讐の咆哮」海外の評価は?
デ・パルマは、その作風から賛否が分かれてしまうことが多い監督です。
そのため、海外のレビューサイトでも、評価は半々といったところでしょうか。
IMDbでは10点満点の評価で4.4点、Rotten Tomatoesでも肯定的な評価は3割程度。
しかしレビューを見てみると、「デ・パルマらしい美しさがある」という声も。
ファンにはおなじみの二画面分割など「デ・パルマカット」と呼ばれる演出も健在のようです。
CIAやISISが絡んだ政治的なストーリーのため、見る人を選ぶ作品になっているのかも知れませんね。
映画「ドミノ 復讐の咆哮」あらすじは?
デンマーク市警のクリスチャンとラース。
二人が市内をパトロールしていると、殺人事件に遭遇します。
事件の犯人・タルジを取り押さえたクリスチャンでしたが、不意を突かれ、同僚であるラースが大怪我をしてしまいます。
さらに、そこへ謎の男たちが現れ、一度は捕らえた犯人・タルジを連れ去られてしまいます。
ラースが負傷してしまったのは、クリスチャンが拳銃を所持していなかったためでした。
自分の不手際で相棒を危険な目に合わせてしまったクリスチャン。
上司からは謹慎処分を言い渡されますが、これを無視して自分でタルジを捕まえることを決意します。
同僚の女刑事・アレックスとともにタルジを追うことに。
一方タルジは、米国CIAに拉致されていました。
CIAの男・ジョーに家族を人質に取られていたタルジ。
あるミッションを遂行するよう、命令されていたのでした。
映画「ドミノ 復讐の咆哮」キャストは?
ニコライ・コスター・ワルドー
主人公の刑事クリスチャンを演じるのは、ニコライ・コスター・ワルドー。
デンマーク出身の俳優です。
人気シリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のジェイミー・ラニスター役で、世界に広く知られるようになりました。
ハリウッドの作品に参加しながらも、母国・デンマークでも「真夜中のゆりかご」など、コンスタントに出演を続けています。
カリス・ファン・ハウテン
You win some, you loose some @iemmys I had the best hair @gdrgdrgdrhair and the best dress @TheVampiresWife , I didn’t trip or puke on stage. Win win. pic.twitter.com/9s3S0G30DA
— Carice van Houten (@caricevhouten) September 16, 2019
クリスチャンの同僚で、ともにタルジを追うことになる女刑事アレックスを演じるのは、カリス・ファン・ハウテン。
オランダ出身の女優で、「ブラックブック」「ワルキューレ」などの映画や、ニコライ・コスター・ワルドーと同じく「ゲーム・オブ・スローンズ」にも出演しています。
この「ドミノ 復讐の咆哮」で共演しているガイ・ピアースと交際していて、2016年に男児を出産しています。
ガイ・ピアース
'BLOODSHOT' – Film # 60 !! Well, that's if I count MILDRED PIERCE, WHEN WE RISE, JACK IRISH & THE INNOCENTS as 8 films of course. Does that mean I'm cheating? No, I don't think so – It just means I'm……..old (ish)….nearly…. pic.twitter.com/DQvFBGRs8Y
— Guy Pearce (@TheGuyPearce) October 10, 2018
事件に関わってくるCIAの男・ジョーを演じるのは、ガイ・ピアース。
オーストラリアでデビューし「プリシラ」などで知名度をあげたのち、ハリウッドへ進出。
「メメント」「英国王のスピーチ」「アイアンマン3」など、様々なジャンルの作品に出演しています。
2011年にはアメリカのTVドラマの権威ある賞・エミー賞を受賞するなど、実力派の俳優です。
まとめ
ブライアン・デ・パルマ監督の最新作、「ドミノ 復讐の咆哮」。
海外での評価は半々となっているようですが、ファンにとっては待望の新作です。
デ・パルマカットも健在とのことで、ファンには公開が待ち遠しい一本となっています。
「ドミノ 復讐の咆哮」は、2020年2月14日より、シネマート新宿やシネマート心斎橋ほか、全国で順次公開です。
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