散歩する侵略者のネタバレや考察・感想!つまらないや怖いなどの評判や結末の意味とは?

急に会社を辞めた男は、毎日散歩に出かけていく・・・ 一体何をしているのか?

やがて町には奇妙な現象が多発し、平和な日常が不穏な世界へと姿を変えていく。

『散歩する侵略者』は、地球を侵略するために宇宙人が人間に寄生し、寄生された後「家族」と「仕事」等の ”概念”を奪われた人類の行く末を描いた、人体乗っ取り型のSF作品です。

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宇宙人は人間に寄生した!

宇宙からやってきた謎の侵略者たちは人間に寄生し、「概念」を奪い取っていきます。

日常での概念である家族・仕事・自由・そして愛も奪い取って侵略していくのです。

本作で彼らに寄生された男は別人のようになり、夫の浮気で悩んでいた妻は急に優しくなった夫に戸惑います・・・寄生された人間はサラリーマンの男・女子高生・謎の美少年の3人で、殺人や不審な行動をとっていくのでした。

これまで人体乗っ取り型のSF映画には、ジョン・カーペンター監督の「ゼイリブ」、ドン・シーゲル監督の「ボディ・スナッチャー」などがあり、いつのまにか周りの人間が謎の侵略者に乗っ取られたという恐怖が描かれました。

『散歩する侵略者』は、日本映画には珍しい日本ならではの日本的なSF作品です。

あらすじ

3人の宇宙人は地球を侵略するために、地球に行って人類を調査することにしました。

まず人間に寄生し、人類がどのような考えかたで生活しているのか「概念」を奪い取る事にします。

ある日、妻の加瀬鳴海(長澤まさみ)は数日間行方不明になっていた夫の真治が突然帰ってきたことに驚きます。

夫の真治(松田龍平)とは不仲でギシギシした夫婦生活だったが、帰ってきた夫はまるで別人のように変貌していたのです??
急に穏やかで優しい夫になったので、鳴海は変化した夫に戸惑いを覚えます。

その後夫は会社を辞め、毎日どこかに散歩に出かけていくのでした・・・。

毎日散歩ばかりしている夫・・・一体何をしているのだろう??

同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発していきます。

果たして人類は、宇宙人に侵略されていくのでしょうか?

ネタバレ

ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は一家惨殺事件を調べていましたが、天野(高杉真宙)という不気味な印象の少年と出会い、その後天野は自分は宇宙人で地球の調査と人間の概念を収集にきたと説明します。

そして地球にきた宇宙人は3人いて、人間の概念を奪い学習してから地球を侵略すると話します・・・概念を奪われた人間は理性を失い、崩壊していくとも言います。

その後、概念を失った多くの人間たちは争いを始め核兵器まで使用するような事態になりました。

夫の真治から自分は侵略者であることを告げられた鳴海は、このままでは人類が滅んでしまう事を知り、鳴海の愛の概念を奪うように真治に言います。

最初は反対していた真治ですが、仕方なく鳴海の愛の概念を奪います。

それと同時に、真治の中にいる宇宙人は侵略するという任務が薄れ、更に鳴海がかけがえのない存在になっていた事に気づくのでした。

そして、宇宙人の地球侵略計画は終わりを告げたのでした。

監督&キャスト

本作は、カンヌ国際映画祭ある視点部門で監督賞を受賞した「岸辺の旅」の黒沢清監督が、劇団イキウメの人気舞台を映画化しました。

黒沢監督は『CURE』や『回路』などのサイコスリラー映画で人気の高い国際派監督ですが『岸辺の旅』では、家族や夫婦の身近な関係をサスペンスフルに描いた作品も高く評価されています。

本作でも人類滅亡のスリルと、壊れてしまった夫婦関係の再生というストーリーが絶妙にバランスされた作品となっています。

主人公・加瀬鳴海に長澤まさみ、侵略者に乗っ取られた夫・加瀬真治に松田龍平。
ジャーナリスト・桜井に長谷川博己、若き侵略者たち・天野に高杉真宙、立花あきらに恒松祐里が顔を揃えています。

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評判や結末の意味

一般に宇宙人による地球侵略映画といえば「宇宙大戦争」のように、大がかりな特撮による派手な戦闘がイメージされますが、本作ではそんな特撮も爆薬も使用されていません。

そのかわり、人間の概念を奪うというコンセプトでセリフと動作の演技で表現され、概念を奪われた人間の変わりようを観る事ができます。

映画の評価コメントとしては「愛は地球を救う」的で、最後の展開に愛を感じたとか鳴海の愛は宇宙人の侵略から地球を救えるほど素晴らしかったのだろうか?という評があります。

他にも人気俳優人が揃ったのに凄く微妙、登場人物の誰にも共感できない、侵略の手段が回りくどい、映画全体の受けた感じは「つまらない」というコメントも見受けられます。

また怖かったのは、宇宙人が地球人の価値観を奪っていくシーンとあります。

身体そのものを殺すより自由・仕事・家族などへの思いが奪われて行く事の方が怖いという見方もあります。

結末は人類の絶望に突き進むように見えて・・・そう締めくくったのか!という流れとなっています。

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まとめ

本作で地球を侵略する宇宙人は、人間の概念を奪っていきます。

人間にとって「愛」の概念とは何でしょう?

絶望を最後に迎えたとき、人間を救うのは何か!?

『散歩する侵略者』2017年9月公開の日本映画

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