ボクらを見る目(Netflix)ネタバレや考察・感想!海外の評判や口コミも調査!

秀作ドラマを多数世に送り出しているNetflix。

その中でもアメリカの人種問題をシビアに描き出したとして非常に評価の高いドラマ『ボクらを見る目』(2019)

昨今猖獗している新型コロナウィルスの死亡率も、人種問題に根差した経済格差により有意な差が生じているというのですから目を覆うような事態です。

さらに、この凄惨な事件を描いたドラマは実話に基づいているというのです。

ドラマ『ボクらを見る目』のネタバレや考察、海外の評判についてご紹介します。

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ドラマ『ボクらを見る目』ってどんなドラマ?

悲惨な暴行事件

レイモンド、ケビン、コーリー、ヨセフ、そしてアントロンの5人はニューヨークのハーレムに住む仲良しの若者。

ある日、彼らの家から程近いセントラルパーク・パークで20代の女性が性的暴行に遭うという事件が発生します。

5人はよくセントラル・パークでぶらついていましたが、それが警察の目に止まったようで、程なくして警察官が家にやってきます。

ニューヨーク市警の捜査官たちは5人だけでなく、彼らの家族に対しても執拗な圧力を加えます。

というのも、5人はアフリカ系及びヒスパニック系。

白人の警察官は彼らを初めから犯罪者として扱い、やってもいない犯罪の自白を促します。

年端もいかない5人は次第に追い詰められ、ぽろぽろと警察の誘導通りの犯行について話し始めます。

それを待っていましたとばかりに調書として起訴状を作る警察。

その起訴状と共に、5人は裁判所に送られます。

冤罪:人種の断絶

彼らの保護者と弁護士、捜査官と検事の二手に分かれ、事件は法廷へと持ち込まれます。

物的証拠は0、嘘塗れの自白、全てが虚偽に満ちた事件はしかし、被害者の悲壮な姿で法廷に憎悪の渦を巻き起こします。

起こってはならない犯罪が起こったのは事実です。

しかし、5人に降った判決は有罪。

冤罪により、5人の少年は刑務所に送致されることとなります。

解放:流れた時間

コーリー以外の刑期は年齢を理由に7年ほどでしたが、アメリカでは出所後も性犯罪の情報は付いて回ります。

ハーレムに帰ってきたものの、4人に居場所はありません。

唯一16歳であったコーリーは少年刑務所ではなく通常の刑務所に送られ、刑期も長くなりました。

幾つもの刑務所を点々としては暴行を受け、すり減っていくコーリー。

しかしその日々は呆気なく終わりを告げます。

というのも、別の刑務所に収監されていたレイエスという受刑者が、セントラル・パークでの蛮行について自白したのです。

当時は一般的ではなかったDNAの解析によって犯人は判明、5人は真犯人ではなかったということがわかるのです

実際の事件とその後

セントラルパークジョガー暴行事件

1989年に発生したセントラル・パークにおけるジョガー暴行事件がこのドラマの元になっています。

ドラマと同様、夜にセントラルパークをジョギングしていた28歳の白人女性が性的暴行を受け重傷を負い、12日間も昏睡状態にありました。

警察はその場にいたとされるアフリカ系及びヒスパニック系の少年5人を尋問、虚偽の自白に追い込みます。

世論は有色人種から白色人種への犯罪として糾弾、少年たちは刑務所に送致されます。

しかし2001年、別件で収監されていた白人男性が犯行を自白、実に事件発生から約12年が経って初めて事件の真相が明るみに出たのです。

冤罪により不当に収監された少年たちはニューヨーク市を相手取って提訴し、2014年に和解金の支払いでもって事件は終わりを告げました。

その後

しかしながら、未だに彼らの有罪を信望している人物も多く、現在の米国大統領ドナルド・トランプは当時の新聞に死刑制度を復活させて彼らを処罰することを要望しており、今に至っても彼らの無罪を認めていない趣旨の発言をしています。

DNAという動かぬ証拠がありながら人種の先入観を以って科学すらも信用しないという、人種差別がもたらす恐るべき認知の歪みがここに集約されています。

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海外の評判

ドラマ『ボクらを見る目』が配信されたのは2019年。

以降、エミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞にノミネートされ、コーリーを演じたジャレル・ジェロームが主演男優賞を獲得しています。

さらに英語圏映画評価サイトRottenn Tomatoesでは評論家からは96%、観客からは91%の好評価を得ています。

両方とも9割を越える高評価というのは珍しいのではないでしょうか。

「重苦しい視聴体験。こんなことが起こりうるのが完膚なきまでに恐ろしい」

「『ボクらを見る目』を一日中見ていた。本当に恐ろしい話だ。泣いてしまった。今年見た中で一番パワーに溢れていた」

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まとめ

ドラマ『ボクらを見る目』についてご紹介しました。

性的暴行も人種差別もどちらも許してはいけない行為であり、これらをアメリカの病巣として真剣に見つめる本作は、本国でも非常に高い評価を受けています。

話数は4話とコンパクトでありつつ、1話1話のボリュームと内容は非常に重いので、ゆっくり見るのがいいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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