ハーフオブイット(Netflix)ネタバレや海外の評判は?ラブレター執筆から結末まで目が離せない!

配信前から話題となっていた映画『ハーフオブイット』。

監督・脚本は『素顔の私を見て』のアリス・ウー。

台湾からの移民というルーツを持つ彼女が今回描くのは、アメリカのとある片田舎で巻き起こる、ラブレターに纏わる三角関係。

文学からの引用をふんだんに取り入れながら、今日的な社会問題を若者の日常に落とし込み、軽やかな青春映画を描いています。

映画『ハーフオブイット』のネタバレや海外の評判についてご紹介します。

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映画『ハーフオブイット』ってどんな映画?

ラブレターの代筆:宛先は、思いを寄せる女の子

主人公は内気でいじめられっ子の女子学生のエリー。

アジア系の彼女はアメリカの田舎町というところではうまく馴染めず、鬱屈した日々を送っていました。

父と二人暮らしで経済的にも厳しい彼女は、文学に対する興味や教養を生かしてクラスメイトのレポートの代筆をすることで細々とお小遣い稼ぎをしていました。

ある日彼女はアメフト部に所属する、体は大きいが内気な少年ポールからラブレターの代筆を頼まれます。

ラブレターの相手はアスターという物静かで知的な女の子。

アスターは優しく、さらに勉強熱心でエリーと同じく文学への造詣が深く、エリーならば素敵なラブレターを書いてくれるとポールは考えたのです。

ラブレターは自分で書くべきだと最初は断ったエリーですが、ポールの絶望的にはちゃめちゃな手紙をみて代筆を引き受けます。

ただ、ポールが予期していなかったのは、実はエリーもアスターに惹かれていたということ。

エリーは他人のふりをして、好きな人に手紙を書くことになってしまったのです。

片割れを探して

知識豊かで語彙も豊富なエリーの手紙にアスターはすぐに夢中になります。

一見全て満たされた完全無欠の存在に見えるアスターですが、お金持ちの男の子と付き合っていてもお金だけでどこかつまらなく感じていて、自分と同じように文学の世界に浸ってくれる友達を渇望していたのです。
彼女はポールの手紙を見て、自分の片割れだと表現します。

映画のタイトルにもなっているこの言い回し、これは哲学者プラトンの『饗宴』に出てくる喜劇作家アリストファネスが述べたエピソードに由来しています。

人間は元々「男女」、「男男」、「女女」の結合体であったが、神に反旗を翻した時に真っ二つに引き裂かれ、以後男女の結合体であったものは異性を、男同士女同士の結合体であったものはそれぞれ同性を求め、肉体ではなく魂のレベルで惹かれ合い完成するのだというエピソードです。

こんな言い回しがサラッと出てくるのですから、エリーもアスターへの思いを募らせていくのは当然。

文通が盛り上がるにつれてポールとアスターは距離を縮め、とうとうデートの約束を取り付け、二人はお付き合いをするに至ります。

そして一見おバカと思われたポールも次第に手紙を読みエリーと交流するうちに今までどこか線を引いていた彼女に対しても友情の念を抱くようになり、エリーも不器用ながら相手に誠実であろうとするポールといつしか友人になっていきます。

終わり良ければ全てよし (※以降結末のネタバレを含みます)

とはいえポールは実質恋敵、エリーとしては複雑ですが、ポールの友人としてアスターとおしゃべりをするようになり、少しずつ彼女の世界は開けていきます。

しかしある日、アメフトの試合で勝ったポールが喜びのあまりエリーにキスを迫り、それをアスターが見てしまうのです!

しかも追い討ちをかけるように、エリーが秘めていたアスターへの恋心がバレてしまいます。

まさかの三角関係に陥ってしまった若者たち、膠着状態に陥るかと思われたところ、礼拝の時間にアスターの元彼が彼女にプロポーズを決めるのです。

ポールとエリーは立ち上がり、何が起こっていたのかを神の前で話します。

結果的には自分の教養を偽りアスターを騙していたことを告白するポールと、アジア系というマイノリティの枷の上、教会という場において同性愛者というカミングアウトをするエリー。

二人の告白を受けいれ、アスターはポールに愛情を込めて別れを告げ、魂の片割れエリーの手を取ります。

いつしか心からの友人になっていたエリーを祝福するポール。

そしてエリーは自らを隠すことなく、堂々と新たな人生へと踏み出すのです。

映画『ハーフオブイット』の海外での評判は?

パッと見の筋書きはよくあるロマコメ映画。

しかしながら、アメリカの直面する人種問題や性的マイノリティの問題をふんだんに取り入れつつ、等身大の若者の問題として描いた本作は非常に高く評価されています。

なんとRotten Tomatoesの評価は批評家・観客両方とも90%以上の好評価です!

「退屈だって意見があるのもわかってるけど『ハーフオブイット』はめちゃくちゃいいし100%おすすめ」

「『ハーフオブイット』めちゃくちゃ綺麗だった。それぞれのキャラクター描写が上手だし細かい描写が多くていい感じ。センチメンタルな恋愛よりちょっとほろ苦い終わり方が好きなんだけど、これはちょっと泣いちゃった。エリーとポールの友情が素晴らしかったよ。」

「『ハーフオブイット』(2020)でエリーのお父さんが『カサブランカ』(1942)でリックがルイスに『美しい友情の始まりだと思うよ』って言ってる有名なラストシーンをみていて、それがエリーとポールの関係性に反映されている…超エモい…」

「『ハーフオブイット』はシンプルに素晴らしい。登場人物は美しく描かれ、当て馬は馬鹿じゃなくていい奴だ。私たちがみるエリーの気持ちと彼女自身の成長過程はとっても美しい。たとえ彼女がアスターとデートしなくても、そのことについてはもうみんなオッケーだろう」

また、レズビアンへのエンパワメントとして受け止められてもいるようです。

「全レズビアンが『ハーフオブイット』を見にいくだろう」

「『ハーフオブイット』は今Netflixで配信されている中でベストなティーン映画だ。詩的で温かく、美しい。Netflixはとうとう私たちにぴったりのレズビアンのティーンのロマンティックな映画を配信したのだ」

日本でも撃ち抜かれている方が多数。

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まとめ

映画『ハーフオブイット』のネタバレや海外の評判についてご紹介しました。

早くも今年のベスト映画として名高く、たくさんの人がエリーとポール、アスターのこれからについて思いを馳せているようです。

時間も1時間45分と映画としては短めの部類で、視聴ハードルも低めです。

爽やかな初夏、青春映画を見るのもいいかもしれませんね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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