ヒューマン映画

君は永遠にそいつらより若い(映画)原作ネタバレやあらすじ！ロケ地やキャスト一覧も

『ポトスライムの舟』で芥川賞を受賞した津村記久子のデビュー作が映画化されるとのこと。

『とにかく家に帰ります』『この世にたやすい仕事はない』といった小説、エッセイ『二度寝とは遠くにありて思うもの』等、印象的なタイトルの書籍を世に送り出してきた津村記久子の、これまた不思議なタイトルの小説『君は永遠にそいつらより若い』。

キャストには佐久間由衣、奈緒の名前が挙がっています（2020/04/14現在）。

監督は『あかぼし』『スプリング、ハズ、カム』の吉野竜平。

期待の大きい映画です

映画『君は永遠にそいつらより若い』のあらすじ、ロケ地、キャストについてご紹介します

映画『君は永遠にそいつらより若い』ってどんな映画？

主人公・堀貝佐世ことホリガイは大学四年生。

175センチ、22歳、「女の童貞」、すなわち処女。

児童福祉職への就職も決まり、今は大学とバイト先、下宿のトライアングルを回遊しています。

河北ことカワギ、アスミちゃん、イノギさん、穂峰君といった知り合いとゆるいゆるい関わりの中で、ある日彼女はイノギさんの悲しい過去や、穂峰君の自殺に触れることになります。

公式サイトでは

卒業間近の大学生である主人公が、なんとなく過ごす日常の中で、ふとした折に「暴力」「児童虐待」「ネグレクト」などの社会の闇と、それに伴う、やり切れない「哀しみ」に直面する物語。（https://www.kimiwaka.com）

と紹介されています。

映画『君は永遠にそいつらより若い』の原作は？

原作は作家・津村記久子の同題小説です。
津村さんは1978年大阪生まれの42歳、契約社員の女性の姿を描いた『ポトスライムの舟』で2009年に第140回芥川賞を受賞しています。

台風の中帰宅しようと奮闘する人間の悲喜交交『とにかくうちに帰ります』、コピー機との戦いを描く『アレグリアとは仕事はできない』、そして自分の年収と世界一周旅行の金額について思いを馳せる『ポトスライムの舟』といった働く人の日々描く小説が有名です。

しかし『エヴリシング・フロウズ』『まともな家の子どもはいない』『これからお祈りに行きます』等子どもが主人公の瑞々しい小説もあります。

どの作品においても淡々としていながらユーモラスな筆致が特徴的です。

『君は永遠にそいつらより若い』は2005年のデビュー作『マンイーター』が単行本化に際して改題された作品です。

本作は太宰治賞を受賞、評論家たちから高く評価されることとなりました。

このタイトルにもなっている「君は永遠にそいつらより若い」、作中にも出てくる言葉なのですが、非常にサラッとしていながら印象的な場面で使われています。

これは流石に映像化できないと思いますが、映画ではどうなるのでしょうか…。

映画『君は永遠にそいつらより若い』のロケ地は？

映画『君は永遠にそいつらより若い』、エキストラ募集が出ていました（現在は募集終了）。

新宿区、府中、世田谷区で撮影が行われたようです。

新宿区は中華料理屋さん、府中は居酒屋さん、世田谷区では大学のシーンが撮影されたようです。

世田谷区の駒沢で撮影されたようで、おそらく駒澤大学での撮影ではないでしょうか。

撮影期間は2月から3月初旬であり、大学の春休み期間にあたること、及び新型コロナウィルス対策の影響からか構内での目撃情報は得られませんでしたが、過去にも駒澤大学で撮影が行われていることがあるので、おそらくここかと考えられます。

映画『君は永遠にそいつらより若い』のキャストは？

主人公・堀貝佐世（ホリガイ）役 佐久間由衣

主人公のホリガイを演じるのは佐久間由衣。

1995年神奈川県生まれの25歳です。

身長は170センチなので、小説のホリガイよりはちょっぴり小さいですね。

雑誌『ViVi』のモデルとして活動していました。

現在は俳優業に専念するためモデルは卒業されています。

ドラマ『教場』（2020）、『彼らを見ればわかること』（2020）に出演、また映画『隠れビッチやってました』（2020）では初主演を飾っています。

猪乃木楠子（イノギさん）役 奈緒

イノギさんを演じるのは奈緒。

1995年生まれ、福岡出身の25歳です。

近年ではドラマ『あなたの番です』（2019）でのストーカーの大怪演で話題を呼びました。

今期の春ドラマ『竜の道』にも出演しており、また待機作には映画『みをつくし料理帖』があります。

微笑ましい！

現在発表されている出演者はこの二人のみですが（2020/04/14現在）、原作にはさらに一癖も二癖もある人物が登場します。

今後のキャスト発表が待たれるところです。

まとめ

映画『君は永遠にそいつらより若い』のあらすじ、ロケ地、キャストについてご紹介しました。

公開は少し先の2021年です。

原作本を読んで待つのもいいかもしれませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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