ボクシング映画の金字塔『ロッキー』! アメリカンドリームを実現した映画です。
『ロッキー』は無名のボクサー、ロッキー・バルボアが世界チャンピオンと戦う姿が感動を呼び、第1作は世界的にも大ヒットしその後はシリーズ化されました。
往年の名作『ロッキー』シリーズを見る順番と、新シリーズ『クリード』のつながりを解説します。
ロッキーとアメリカンドリーム
第1作目『ロッキー』は、映画のオーディションに何度も落ち続け、当時無名だった俳優シルベスター・スタローンが脚本を書き上げたことから全ては始まりました。
スタローンは当時ボクシング界のスターであったモハメド・アリ戦をテレビ観戦していた時に脚本のアイディアが浮かび、たった3日で脚本を書き上げたと言われています。
その脚本を映画プロダクションに持っていき、当初高値で脚本の買い取りが提示されましたが、自身が主演を務める条件で映画『ロッキー』シリーズが始まったのでした!
当初映画関係者からは大して期待されていなかった『ロッキー』は、公開されるやいなや世界中で大ヒットを記録し、アカデミー作品賞を始め数々の栄冠を手にしたのです。
その日暮らしがやっとの極貧生活者・売れないスター「シルベスター・スタローン」が一夜にしてその手でアメリカンドリームを実現させた映画・・・それが『ロッキー』だったのです。
ロッキー・バルボアの戦い
シリーズ第1作目ではチンピラすれすれの三流ボクサーが、世界タイトル挑戦者となり
シリーズが進むにつれ「世界チャンピオン」と着実にステップアップし、『ロッキー6ザ・ファイナル』でやがて引退し、トレーナーとして新人を育てる『クリード』シリーズにつながっていきます。
映画『ロッキー』シリーズは、1976年の第1作目から2007年の『ロッキー6ザ・ファイナル』まで6作と、クリードシリーズは『クリード2炎の宿敵』まで2作・計8作が製作されています。
『ロッキー』シリーズの時系列と見る順番は?
映画『ロッキー』シリーズは1976年の第1作目から40年以上経ち、今日までシリーズの時系列と順番をまとめてご紹介します。
1976年公開『ロッキー1』 ロッキーの対戦相手は、アポロ・クリード
三流ボクサーのロッキー・バルボアは、世界ヘビーチャンピオンアのポロ・クリードから建国200年祭の対戦相手が負傷したので「イタリアの種馬」と呼ばれるロッキーにアメリカンドリームへの挑戦権を与えて、話題作りをもくろみます。
しかし最終ラウンドまで持ちこたえたロッキーは判定で負けたが、恋人エイドリアンの愛を掴んだ!本作は世界中で大ヒットし、シリーズ化の記念碑的作品となりました。
1979年公開『ロッキー2』 対戦相手は再度アポロ・クリード
前作でチャンピオン・アポロと互角に戦ったロッキーがアポロの挑発を受け再戦を決めるが、妻エイドリアンが倒れ特訓をやめてしまう・・・しかし昏睡から醒めたエイドリアンの励ましの一言で再びリングに上がり、激闘の末ロッキーが新チャンピオンとなります。
1982年公開『ロッキー3』 対戦相手はクラバー・ラング
引退発表したロッキーの前に、世界ランキング1位のクラバー・ラングが挑発してきます、2ラウンドでKOされ失意に沈むロッキーに前作でチャンピオンの座を奪われたアポロがトレーナーを申し出て特訓を開始・・・激闘の末ロッキーが勝ちアポロと友情を築き上げる。
1986年公開『ロッキー4 炎の友情』 対戦相手はイワン・ドラゴ
妻や息子と平和に暮らしていたロッキーに、ソ連のヘビー級チャンピオンイワン・ドラゴが、ロッキーに対戦要求をしてきます。
その前に前哨戦を受けたアポロがドラゴと戦いますがKO負けで・・・死亡する。
親友の死を目前で見たロッキーはドラゴと戦うべく、モスクワのリングに挑みます。
ラストではロッキーがKO勝ちし、アポロとの炎の友情をつらぬきます。
1990年公開『ロッキー5 最後のドラマ』 対戦相手はトミー・マシン・ガン
ボクシングを引退したロッキーが、弟子を育てて世界ヘビー級王座をねらうというストーリー・・・しかしその弟子に裏切られてストリートファイトで決着をつけるという展開に。
2007年公開『ロッキー6ザ・ファイナル』 対戦相手はメイソン・ディクソン
老境に入ったロッキーに対し、痛烈な批判を浴びせられた事に腹を立てたロッキーはプロボクサーとして復帰し、世界ヘビー級チャンピオンであるメイソン・ディクソンと激闘の末判定で負けたが、観客の賞賛コールを背にリングを去って行く・・・。
『ロッキー6ザ・ファイナル』を最後に、リング上でのロッキー自身の戦いは終わります。
クリードのつながりは?
ボクシング界を引退したロッキーは、亡くなったアポロ・クリードの息子であるアドニスのトレーナーとして再び「戦う場所」に戻り、挑戦していくことになります
2015年公開『クリードチャンプを継ぐ男』
今は亡き親友アポロ・クリードの息子に、チャンプを継ぐ男の育成の展開になっていきます。
2019年公開『クリード2炎の宿敵』
今度のアドニスの対戦相手は、ロッキー4で戦った「イワン・ドラコ」の息子ヴィクター。
トレーナー同士の、ドラコとロッキーの因縁の戦いが弟子を通じて描かれます。
登場する名キャラの紹介
映画『ロッキー』シリーズは、ボクシング映画であるとともに周囲の人間との深い関わりのあるストーリーが魅力です。
ロッキーの恋人「エイドリアン」
始めは内気だった彼女が、ロッキーのパートナーとして、シリーズを重ねてゆくごとに女性としての強さを身につけてゆくその姿は、シリーズを通しての大きな見どころでもあります。エイドリアンを演じたタリア・シャイアはアカデミー賞の主演女優賞にノミネートされました。
エイドリアンの兄「ポーリー」
精肉工場で働いているが収入と現状に不満をもち自らも冴えない男を、自認している。
バート・ヤングが、冴えなくも憎めない役柄を好演しています。
ジムのトレーナー「ミッキー」
元バンタム級チャンピオンで引退後はジムを経営し、ロッキーにボクシングを教えるが
試合に臨むロッキーにマネージャーになることを希望する。
ベテラン俳優バージェス・メレディスが、老練な味のある演技を見せています。
プロのボクサー「アポロ・クリード」
世界ヘビーチャンピオンとして、本物の実力を持っているが自分の知名度を上げるために無名のボクサーに挑戦の権利を与えるが、裏目に出てロッキーと苦戦する事になった。
黒人俳優カール・ウェザースが、無敵のヘビー級チャンピオンを演じています。
ソ連ボクサー「イワン・ドラゴ」
世界チャンピオンになったロッキーの元に、ソ連のボクサーであるドラゴが挑戦すると挑発してきたが親友となったアポロが先に戦い死亡し親友の弔い合戦にソ連に出向きます。
スェーデン出身のドルフ・ラングレンがクールで不敵なソ連ボクサー役を演じました。
まとめ
ボクシング映画の金字塔『ロッキー』!
往年の名作『ロッキー』シリーズを見る順番と、新シリーズ『クリード』のつながりを
知れば、ロッキー・バルボアの戦いを知ることが出来ます!
不屈のボクサー『ロッキー』の、挑戦と戦いの軌跡を楽しみましょう!
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