許された子どもたち(映画)ネタバレやあらすじ!実話のモデルは現在どうなってる?

センセーショナルな内容とそのタイトルで注目を集めた『先生を流産させる会』などで知られる内藤瑛亮監督の新作の公開が決定しました。

実際に起こったいじめによる死亡事件に着想を得たストーリーで、加害少年と家族、被害者家族の姿を描いた『許された子どもたち』

なんと『先生を流産させる会』とほぼ同時期から温め続けてきたそうで、内藤監督の様々な想いが込められている作品になっているようですね!

今回はこの『許された子どもたち』のストーリーやネタバレ、モデルになった事件についてまとめてみましたのでご紹介します!

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『許された子どもたち』のあらすじ・ネタバレ

舞台はとある地方都市。

中学生で不良少年グループのリーダーである市川絆星(いちかわ きら)は、同級生の倉持樹を日常的にいじめていました。

次第にいじめはエスカレートし、なんと絆星は樹を殺してしまいます。

絆星は警察に自供しますが、母親の真理が無実を信じて絆星を説得し、否認へ。

少年審判の結果は「不処分」となります。
事実上の無実となった絆星ですが、少年審判の決定に対して世間から激しいバッシングが起こってしまいます。

さらに樹の家族は絆星たち不良少年のグループの罪を問う民事訴訟を起こすことを決意します。

犯した罪を許された子どもたちは、その罪とどう向き合っていくのか。
加害少年とその家族、被害者家族はその罪をどう受け止めていくのか。

実際に起こった複数の少年事件からアイデアを得て、いじめや少年事件といった深刻な社会問題をテーマにした映画です。

被害者家族の心痛は計り知れないものでしょう。

背負うには重すぎる罪を犯してしまった少年やその家族たちもまた、苦悩を抱えることとなります。

監督のオリジナル作品だけあって公開前の現時点では結末については明かされていませんが、今回も衝撃的で考えさせられる作品になっていますね。

予告動画

重苦しい空気が流れ、『先生を流産させる会』や『ミスミソウ』のあの雰囲気に近いものがありますね。

短い動画ですが非常に心を揺さぶられる内容となっています。

監督

名前内藤瑛亮
出身愛知県
生年月日1982年12月27日
監督作品『先生を流産させる会』、『ライチ☆光クラブ』、『ミスミソウ』など

2009年に愛知県で起こった事件をもとにした映画『先生を流産させる会』で話題を集め、注目を浴びます。

その後は短編映画やテレビドラマの監督・脚本を務めるほか、『ライチ☆光クラブ)や『ミスミソウ』などの原作物の映画をメガホンをとってきた内藤監督。

自身の映画作りの原点に立ち返ったという本作は、『先生を流産させる会』に続いて監督のオリジナル作品で、実際に起こった複数の事件をもとにしています。

本作の撮影にあたって、少年犯罪を扱った映像をテキストにした演技レッスンや実際の事件に関する資料の朗読などを行い、参加者に問題意識を持たせるワークショップを開催したそうです。

撮影する期間にもこだわり、季節の移り変わりによる風景の変化や少年俳優たちの成長を自然に取り組み、リアリティを持たせています。

本作に内藤監督の並々ならぬ思いが込められていることがわかりますね!

4月に特別試写会を予定していたそうですが、残念ながらコロナウイルス感染の拡大により開催が中止に。

こればかりは仕方ないですよね。
現時点で公開の延期などの発表はまだありませんが、最新の情報に注意しながら公開を楽しみに待ちたいですね。

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絆星役キャスト

名前上村侑
出身鹿児島県
生年月日2002年11月2日
経歴【テレビ】カルテット、奇跡体験!アンビリバボー 【CM】カロリーメイト、グリコなど

いじめによって同級生を殺してしまう少年、絆星を演じるのが上村侑です。

CMやテレビドラマの端役などを務め、本作で主人公を演じます。

精悍な顔立ちと若手ながら存在感を放ち、絆星の存在にリアリティを持たせています。

映画では短く刈った坊主に近い髪型ですが、オフショットだと少し印象が変わりますね。

こうしたフレッシュな俳優たちの演技が見られるのも本作の魅力のひとつかもしれません!

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モデルとなった事件

本作は複数の少年事件からアイデアを得ていると明かされています。

とくに最初のきっかけとなったのが山形マット死事件と呼ばれる1993年に起こった事件。

中学一年生の男子生徒が体育館の用具室でマットに巻かれて窒息死していた凄惨な事件です。

被害者をいじめていたのが上級生3人と同級生4人の計7人で、当初犯行を認めていたものの6人がのちに自供を撤回する事態に。

逮捕された上級生3人は犯行の否認を主張し、裁判所は少年たちに無実に相当する不処分の決定を下します。

補導された同級生3人はうち2人に初等少年院送致、1人に教護院送致の保護処分が決定、3人は処分の取り消しを求め特別抗告しますが棄却されます。

細かな部分に差はありますが、『許された子どもたち』のストーリーがこの事件に着想を得ているのがわかりますね。

マット死事件はその後、1995年に被害生徒の両親が少年7人と新庄市に対して1億9400万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こします。

しかし2002年に山形地裁は「事件性はない」と原告の訴えを退けますが、生徒の両親は仙台高裁に控訴します。

そして2004年に少年7人に5760万円の支払いを命じました。

現在はどうなった

10年後の2015年の時点で支払いに応じた生徒はいなかったと言います。

被害者の両親は「(加害少年たちが)これから結婚して自分たちの子どもが生まれたら、子を失った親の悲しみを理解してくれるかもしれない」という思いで待ち続けたそうです。

しかし支払いに応じる様子はなく、督促状を送ったうえで勤務先等が判明していた者の給料を差し押さえることにします。

非常に胸の痛む事件であり、その後の加害少年たちと被害者の両親の心情や行動を思えば道徳や倫理観について考えさせられますよね。

被害者の生徒が裕福な家庭の生まれで、方言を使わず標準語で話していたことから、加害少年たちに目をつけられたそうです。

また、事件発覚当時、加害少年たちの冤罪を指摘する声もあり、彼らを支持する会もあったそう。

悲惨ないじめの事件として今も話題にされることのあるほど、非常にショッキングな内容です。

まとめ

『先生を流産させる会』などで注目を集めた内藤監督のオリジナル作品『許された子どもたち』は社会問題である深刻ないじめ問題を切り取り、実際の少年事件から着想を得て作られました。

いじめによって死なせてしまった加害少年とその家族、そして被害少年の家族の姿を描く社会派の映画です。

加害少年が自身の罪をどう受け入れていくのかという問題のほかに、罪を法に許された子どもを周りの大人がどう向き合っていくのかという視点も絵が描かれ、誰もが考えさせられる内容となっています。

2020年5月9日よりユーロスペースほか全国ロードショーの予定です!

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