地獄の黙示録(ファイナルカット)考察と解説ネタバレ!カーツとキルゴアってどんなやつ?

ここは地獄だ! 戦場の奥地で遭遇する地獄巡りの旅・・・そして、ここが終着点だ!

ジャングル奥地で帝国を築いた男の暗殺を命じられた大尉は、ベトナム戦争の地獄を知る。

戦争の狂気を描いた傑作【地獄の黙示録】が40年の時を経て、ファイナル・カット版で公開されました。

本作に登場した、カーツとキルゴアはどんな軍人?

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戦争の狂気を描いた『地獄の黙示録』

戦争映画『地獄の黙示録』は、裏社会のマフィアの世界を描いた「ゴッドファーザー」シリーズで世界的成功を収めたフランシス・フォード・コッポラ監督が、1979年に発表した戦争映画です。

ベトナム戦争下での戦場の狂気を描き、第32回カンヌ国際映画祭で審査員最高賞である「パルム・ドール」を受賞し、アカデミー賞では作品賞を含む8部門にノミネートされました。

日本では最初のオリジナル版が1980年2月に公開され、20年後の2001年にコッポラ自身の再編集による『特別完全版』が上映されました。

そして2019年4月に地獄の黙示録・公開40周年を記念して、米ニューヨークのトライベッカ映画祭において『地獄の黙示録 ファイナル・カット』が公開されました。

ファイナル・カット版とは、最新の映像・音響技術を用いて新たに再編集された映画です。

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オリジナル版のあらすじ

時代は1996年、ベトナム戦争の後期。

アメリカとベトコンの戦いは泥沼化し、その被害は拡大していくばかり。

妻と離婚し家庭を捨て、再び戦場に戻ってきたアメリカ陸軍・ウィラード大尉(マーティン・シーン)に軍部高官から特命が下ります。

その任務とは、元グリーンベレー隊長のカーツ大佐(マーロン・ブランド)の暗殺指令。

彼は、CIAによる要人暗殺の秘密作戦に従事してきた経験が豊富だったのです。

カーツ大佐は優秀な軍人だったが理性を失い任務を捨て、カンボジアのジャングルの奥に自分の王国を作ったというのです。

国家の恥部を隠蔽するため、アメリカ軍将校を抹殺する暗殺任務が下されたのです。

船で川を遡りながら戦場を巡る旅は、戦地の悲惨な有様と戦争の不毛さを味わう地獄旅!

視界の中には常に死体があり・・・それは木に吊るされていたり、無造作に転がっている。

川を上るウィラードと部下たちは、狂気に侵されどんどんおかしくなっていきます。

地獄の旅の果て、最終目的地であるカーツ大佐の作り上げた王国にたどり着く。

しかし、カーツの王国に到着してからは、狂気の度合いがどんどん濃くなっていきます。

死体が転がる環境で、幸福な家族のようなコミュニティと幼い子どもが笑顔を見せている。

遂にウィラードは王国の支配者カーツと対面するが、その思想や言動に動揺します。

カーツは神の国を治める意味や思いを延べ、その思想に共感したウィラードは葛藤します。

しかし任務に目覚めたウィラードは、水牛を生贄にする祭りの夜にカーツの暗殺を決行する!

カーツを暗殺し、乗り込んだ船の行く先すら分からないまま・・・映画は終わります。

オリジナル版との違い

ファイナル・カット版は高度に発達した「デジタル技術」の導入により、その制作プロセスや作品の仕上がりに高いクオリティが与えられたのです。

デジタルによる高解像度のスキャンによって画面の隅々までが明瞭に見えるようになり、暗かった場面の光度や輝度をデジタル処理で上げることで、暗部に隠れた被写体の可視化に成功しているのです。

また映像面だけでなくサウンドにおいても微細に加工が施され、セリフ・効果音・スコア等それぞれのトラックからノイズをデジタルで消去し、それらをリミックスして響きのいい音にし、新たなサウンドエフェクトで補うことも可能なのです。

『地獄の黙示録』もデジタルリマスターが行われ、細部まで明るくクリアな映像と迫力のサウンドに仕上げられ、コッポラ監督が長年望んでいた没入感や臨場感を実現しています。特別完全版210分に対し、182分で編集されました。

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カーツとキルゴアってどんなやつ?

優秀なエリート軍人だったカーツ大佐は、なぜアメリカを裏切り危険人物になったのか?

なぜ軍規を無視して、自らの王国を築いたのでしょうか?

カーツ大佐を捜し川を上るウィラード達もその途中でどんどんおかしくなっていきます。

それ自体がカーツ大佐がたどった道であり、狂気の中で人間の獣のような本能に支配されたのがカーツ大佐だったと考察されます。

最新兵器を使っているアメリカがベトナムに勝利できないのはベトコンが武器ではなく、その心だけで戦うのだということに気づき、カーツ大佐の考え方も変化したと思われます。

性格俳優マーロン・ブランドが不気味で圧倒的な演技で、カーツ大佐を演じています。

米陸軍の指揮官ビル・キルゴア中佐(ロバート・デュヴァル)は、何と!戦場で自身が好きなサーフィンをするために、海沿いにあるベトコンの前哨基地を襲撃するのです。

キルゴアの命令で朝日をバックにヘリコの群れがガンガン離陸し「ワグナー」をかけながら攻撃を開始していきます。更に爆撃を要請しナパーム弾で大暴れしていきます。

攻撃の後に「朝に嗅ぐナパームの臭いは最高だ!」と上機嫌です。

この人は15分位しか出てこないが、まさに戦争の狂気が産んだ狂ったお父さんといえます。

名優ロバート・デュヴァルが、戦争好きのノリノリ将校を活き活きと演じています。

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まとめ

ここは地獄だ・・・地獄の恐怖だ! 映画史上に深い刻印を残した問題作『地獄の黙示録』。

主人公は地獄のような戦場で、常識世界の終わりを見るのです。

戦争映画の傑作【地獄の黙示録】が40年の時を経てファイナル・カット版で公開されました。

映画【地獄の黙示録 ファイナル・カット】2020年2月28日公開

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