歩く死人ゾンビ! なぜ、人々がゾンビと化し人間を襲うのでしょうか?!
荒廃した世界で、ゾンビの群れが襲い来る恐怖と戦いを描いたサバイバルドラマや、ゾンビに噛まれれば感染するというバンデミック系の映画や、ゾンビコメディも人気があります。
映画『ワールドエンド・サーガ』は、ドイツ製ゾンビ版・サバイバルホラーの映画です。
感染したゾンビ映画
これまで爆発的な感染力を持つウィルスが蔓延し、感染後人間がゾンビに変化して人間を襲う設定のドラマやゾンビ映画はたくさん製作されました。
ゾンビ映画は昔から根強い人気があり、ドラマ・ホラー・コメディと何でもありです。
2004年公開の『ドーン・オブ・ザ・デッド』は、原因不明の病原体感染によりゾンビと化した人々と、街に逃げ込んだ生存者たちの壮絶な死闘が描かれています。
地獄と変わり果てた世界で、襲い来るゾンビの群れとビジュアルが強烈です。
2014年公開の『ゾンビスクール!』は、給食のチキンナゲットに特殊なウィルスが混入し、小学生が凶暴なキッズゾンビ化して先生を襲うというコメディタッチのゾンビ映画で、最後まで笑いながら鑑賞する事ができるゾンビ作品です。
2016年公開の韓国発ゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』は、高速鉄道の中で突如として発生した、謎のウィルスの感染拡大によって引き起こされる恐怖と混沌が描かれ、ゾンビに噛まれれば感染するという恐怖と、時速300kmで走る列車が舞台となっており、今までのゾンビ映画には無いスリリングな場面が多くありました。
ドイツ映画『ワールドエンド・サーガ』も、ゾンビ化した世界を舞台に、希望を求めて生き抜こうとする二人の少女のサバイバルが描かれています。
ざっくりあらすじ
荒廃し壊滅状態の世界・・・
世界は原因不明の病原菌が蔓延し、人々はゾンビと化した。
しかし、ドイツのチューリンゲン州にあるワイマールと、イエナの2つの都市のみがかろうじて存続しており、生存者たちがコミュニティを形成していた。
ワイマールの住人たちは、ゾンビを殺害することに執着していた。
イエナの住人たちは、病原菌の治療薬の研究にいそしんでいた。
ワイマールに住んでいたビビは、厳しいコミュニティの規律についていけず、死んだ妹の幻覚にも悩まされていた。
精神崩壊寸前のビビは、イエナに向かうことを決意する。
ワイマールを飛び出したビビは、同じくイエナに向かうエバと出会い、道中を共にする。
しかし、エバの腹部にはゾンビに噛まれた傷跡があった…
ゾンビに噛まれた人間は、そのうちゾンビ化し人間を襲うのです。
ゾンビが蔓延する世界で、二人の少女のサバイバルはどういう結末を迎えるのか!
ドイツ製のゾンビ映画
ドイツ製作のゾンビ映画は少ないですが2010年製作の『ベルリン・オブ・ザ・デッド』は、小さなアパートを舞台にした低予算のゾンビ映画ながら、けっこう楽しめる作品です。
ゾンビに襲われた住人が狭いアパートを廊下に出たり、壁を壊したり、屋根裏を通ったり様々な工夫をしながら反撃もせず、ひたすらゾンビから逃げ回る様が描かれます。
2017年製作の『デッドウォーカー・インフェルノ』は、元特殊部隊員と山奥のキャンプ場に現れたゾンビとの戦いを描き、アクションが見どころとなっていますがゾンビが弱すぎ!なぜかゾンビ独特の脅威がなく格闘の技だけが際立つゾンビムービーとなっています。
珍妙な邦題の付いた2015年製作の『ナチス・オブ・ザ・デッド』では、遂にゾンビ化したヒトラー総統が登場!なんと、ゾンビだけでなくエイリアンやUFOまで登場します。
ナチスの黄金が隠されているという噂を聞き、地下基地に侵入した若者二人が発見したのはゾンビ化したナチスの連中で、制服だけはビシッと決めて襲いかかるゾンビが面白い!
ヨーロピアン製ゾンビ映画は、ゾンビに対する概念や趣向、演出も違っているのでアメリカンゾンビと見比べて見るのも楽しいですね!
ドイツ製『ワールドエンド・サーガ』は、そんな突拍子な内容ではなく各国映画際を震撼させたサバイバルドラマだけに、期待大デス!
病原菌の謎
ゾンビが登場するドラマや映画でも、ゾンビが発生した原因が謎とされています。
なぜ、人間がゾンビ化したのか?感染元の病原菌は誰が作り、誰がばらまいたのか?
生物兵器の使用が考えられます・・・バイオ攻撃による細菌テロ!?
現在世界各国ではテロが多く発生し爆発物によるテロが多く見られますが、どこかの国の軍事組織が禁じられているバイオ兵器を使い、攻撃された国からあっという間に世界感染しそのウィルスの特別変異で、人間がゾンビ化したとも考えられます。
ゾンビ化した人間の脳幹にはゾンビウィルスが住み着き、人間を操作していると思われます・・・ゾンビは一度死んだ人間が、特異な病原菌に犯され歩く死人として蘇ったのです。
監督&キャスト
監督は、女性監督のカロリーナ・ヘルスゴートがメガホンを取り、デンマークを代表する女優トリーヌ・ディルホムやグロ・スワンティエ・コールホーフが出演します。
トリーヌ・ディルホムは、ロマンティックコメディ映画『愛さえあれば』で、ピアース・ブロスナンと共演しています。
海外の評判
『ワールドエンド・サーガ』は、トロント国際映画祭やエディンバラ映画祭・プチョン国際ファンタスティック映画祭など各国の名だたる映画祭で上映され絶讃されました。
世界各国の映画祭で高く評価されたゾンビ映画といえます。
ドイツ本国の映画祭・Achtung Berlinでは、最優秀長編映画賞にノミネートされるほどの評価を得ました。
まとめ
危険な世紀末を迎えた世界に、ゾンビが大量発生!
ゾンビだらけの世界の終わりで、二人の少女の戦いが始まります。
ドイツ発・衝撃のゾンビ・サバイバルアクションが誕生!
映画『ワールドエンド・サーガ』2019年12月6日公開
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