音を立てたら死ぬという斬新さが話題になったモンスターホラー映画の傑作『クワイエット・プレイス』
ご覧になった方の中には音を出さないように息を潜めながら鑑賞したという方も多いのではないでしょうか。
それくらい没入感と臨場感のある世界観と、冒頭から子どもが襲われてしまうという衝撃的な展開で目が離せない作品でした。
とくに登場する特徴的な怪物の存在が『クワイエット・プレイス』の面白いところですよね!
今回はそんな恐ろしい怪物の弱点や特徴についてまとめてみました!
『クワイエット・プレイス』とは
2018年に公開されたアメリカのホラー映画です。
監督はジョン・クラシンスキー、主演は彼の妻エミリー・ブラント。
ジョン・クラシンスキー自身も一家の父役として出演しており、プライベートでも夫婦のふたりが映画の中でも困難に立ち向かう夫婦を演じています。
宇宙からやってきた怪物たちに人類は襲われ滅亡寸前の状態になった世界が舞台で、アボット一家は数少ないであろう生存者です。
家族で協力しあいながら生活をしていますが、ちょうど家族がバラバラの状態のとき怪物たちの手によってアボット一家はピンチに陥ります。
怪物の特徴
目がなく視覚を持ちませんが、代わりに鋭い聴覚を持っていることが分かっています。
ひとたび音や声を出せば、どこからともなく怪物が襲いかかり一瞬にして殺されてしまいます。
映画の冒頭でも音のでるおもちゃを鳴らしてしまった子供が無残にも襲われるというショッキングな展開がありました。
これに対抗すべくアボット一家は言葉を交わさず、手話で会話をしながら音を立てない生活をして生き延びることとなります。
無音であることを除けばある程度平和に過ごせている様子もあり、聴覚を刺激しなければ怪物に襲われる心配はないことがわかりますね。
どんな音に反応する?
怪物たちの聴覚はかなり鋭敏で、音がするとすぐに聞き分けて襲いかかってきます。
そしてその声や音の主に襲いかかり命を奪います。
ところが父子が釣りに出かけた場面で、父親のリーが滝のそばで大きな声をだしますが、滝の音にかき消されるため怪物たちは襲ってきません。
しかし、怪物たちは大声をかきけすほどの滝の流れる音には反応しません。
明確に表現はされていませんが、風の音などにも反応していないようなので、自然の音(もともとなっている音)には反応しないと考えられます。
人間の声や物音にはしっかりと反応するので、静かに声を出さず生活し続けたアボット一家の行動は大正解ですね。
起きている間は意識的に音を立てずに生活もできるでしょうが(それでも大変だと思いますが)、寝ている間はどうしたのでしょうか。
いびきをかいたり、もしかしたら寝返りをうって音を立ててしまうかもしれません。
ささやき声程度には反応していなかったので、大きすぎなければいびきくらいならなんとかなるのかもしれませんね!
アボット一家には途中で赤ちゃんが産まれますが、大人と違って泣いたり声を出したりするのをコントロールすることができません。
しかしそこは一家はしっかりと対策をしていて、音がもれにくいよう地下室に空気ボンベと赤ちゃんを入れておく木の箱を用意していました。
夜泣きなどされたら一家全滅の危機になりますし、末っ子を失う悲劇を繰り返さないように対策したのでしょうね。
撃退する方法は?弱点はある?
人類はなすすべもなく怪物たちに襲い殺されてきました。
音を出さないという防御は出来ても、それは怪物たちを減らすことには繋がりません。
恐ろしい怪物たちに弱点はあるのか……
終盤になって意外な弱点が見つかります。
耳の不自由な長女リーガンがつけていた補聴器のハウリング(高周波?)により、怪物たちはその動きを鈍らせます。
これに気づいたリーガンの活躍により、攻撃したり逃げる隙を作ることに成功します。
最終的には母エヴリンが怪物がショットガンを撃ち込み、怪物を倒しました。
なぜ怪物たちが補聴器の音に弱いのか理由はわかりませんが、窮地を救った補聴器はすれ違っていた父リーが娘のために作ったものだったというのがドラマ性があって良いですよね。
続編がある?
斬新さが受けてヒットした本作。続編の公開が決まっています。2020年5月の公開が予定されていましたが、全世界での公開延期をうけて日本公開も延期になりました。
公開日は未定になりましたが、中止ではありませんしHPでは近日公開とあるので楽しみに待ちたいですね。
1のその後を描いた作品で、あのあとどんなことが起こったのかが気になりますよね。キリアン・マーフィら新キャストも注目ですね!
まとめ
音を立てたら即死。
思わずぎょっとするコピーと、それに恥じない息もできないほどのスリルが特徴的な『クワイエット・プレイス』
鋭い聴覚を持ち、声や音を立てたらすぐに襲いかかってくる怪物たちと、音を立てずに生活するアボット一家の静かな戦いを描いたホラー映画です。
怪物たちは川や滝といった自然の音には反応せず、人の話し声や物音に反応して音の主に瞬時に襲いかかります。
ちょっとした音を立ててしまったときに走る緊張感がヒヤヒヤでたまらない映画です!笑
聴覚の鋭さゆえか、補聴器のハウリングには弱かったようですね。
こうして振り返るだけで、『クワイエット・プレイス』に登場する怪物の特異さと世界観が独特でおもしろいですよね!
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