今回紹介するのは、4月25日に全国にて公開予定の映画『はちどり』です。
今作は、キム・ボラ監督の初長編作品であり、監督自身の実体験を描いた映画として世界各地の映画祭にて50冠以上もの賞を受賞しています。
今回は、そんな映画『はちどり』をあらすじ・ネタバレ、キャスト、主演のパク・ジフの演技力と評判について、紹介していきます!
Contents
映画『はちどり』あらすじは?ネタバレも
ここでは、映画『はちどり』のあらすじとネタバレを紹介していきます。
『はちどり』(4/25公開)、実に素晴らしい。94年、韓国の経済成長期に団地で暮らす14歳の少女を描く。学歴を求め暴力を振るう家族に映し出された男尊女卑的で権威主義社会。昨日と今日で簡単に心変わりする残酷で幼い友情や愛。多感に悩み揺れながらも、少女が確かに生きる姿は、世界の美しさと希望。 pic.twitter.com/f0XrLRdomm
— 中井 圭 (@nakaikei) March 15, 2020
まずは、あらすじです。
1990年代の韓国、14歳のウニは学校に馴染めず、別の学校の親友と悪さを働いたり、デートをして遊びまわっていました。
彼女は家でも、忙しく自分に向き合ってくれない両親、両親の目を盗んでウニに暴力をふるう兄など、孤独を感じる日々でした。
この作品の予告もとても良かった
韓国で暮らす、14歳の少女の物語『はちどり』。淡々と美しく、哀しい。
本国版も日本版もポスターが良い……https://t.co/lA5cPv0bI7 pic.twitter.com/BcIoZM5xCv
— SYO(映画ライター/編集者) (@SyoCinema) March 19, 2020
ウニは自分に関心を持ってくれない大人たちに囲まれ、絶望の淵にいました。
また、友だちや家族の裏切りもあり、精神的に追い詰められていきます。
そんなある日、ウニが通う漢文塾に入ってきた不思議な雰囲気の女性教師・ヨンジが自分の話をよく聞いてくれたことによって、ウニは彼女にだけ心を開いていくようになり…。
ここまでがあらすじです。
映画『はちどり』予告編
ここからがネタバレ注意です!
まず、今作はあらすじからもわかる通り、女子中学生の思春期の悩みをリアルに描いた物語となっています。
ウニに向き合う先生のヨンジは実はエリート大学に進学していましたが、休学して雇われ教師をしていました。
ウニに真摯に向き合い、一人の人間として受け止める彼女は、いろいろな言葉をくれます。
映画祭で「はちどり」も観たかったけど、前もってチケットを購入していなかったので観れず。でももうすぐ公開になるんですね。 #韓国映画 pic.twitter.com/yUJHSwLhP0
— ほしこ⁷ (@hirune23) March 15, 2020
特に本作の感想を述べている人たちの印象に残っているセリフとして挙げられるのが、
「顔を知っている人は何人いるか、心を知っている人は何人いるか」というセリフです。
ヨンジはウニの話を聞き、今の状況(兄の暴力など)に立ち向かい進むように背中を押します。
というのが結末になっています。
思春期の難しい時期に困難に追いやられていく彼女にとって、唯一自分だけの味方でいてくれるヨンジの存在が強かったのでしょう。
映画 #はちどり 予告編https://t.co/n4xW9tseVm #OAFF2020 での皆さんの感想を見ながら予告編見ながら、まだ見ていないで推している私が色々と妄想を膨らませている、この時間の多幸感。かなり情報が入って来たが当初感じていた以上の要素が見えて来た。外れているかも知れないけれど。 https://t.co/ln3VQrIbqh pic.twitter.com/SHCpnl4Sye
— ハングオーバー先生 (@sensereturnz001) March 20, 2020
あなたはこの映画を見て何を感じるでしょうか。
映画『はちどり』キャストは?
ここでは、映画『はちどり』のキャストを紹介していこうと思います。
パク・ジフさん/ウニ役
主人公の14歳の少女・ウニ役を演じたのはパク・ジフさんです。
【美少女ニュース】韓国の美少女パク・ジフの存在感!映画『はちどり』ポスタービジュアル解禁! – 映画ログプラス / https://t.co/GHxHfh4Fpx pic.twitter.com/44y3K7pkxR
— 今日の美人 (@todays_bijin) March 3, 2020
パク・ジフさんのプロフィールについては、明かされていません。
小学生時代から、演技スクールに通い演技を習っていた彼女はまず雑誌のモデルなどを経て、映画『わたしがいない家』で映画初出演を飾りました。
今作が長編映画初出演にして、初主演と言うことでした。
映画『벌새 ハチドリ』ノスタルジーを呼び起こすための1994年ではない。1994年は中学2年生の은희ウニ(박지후パク・ジフ扮)が今生きる世界であり、あなたが生きた日々でもある。呼び起こされるのは、生きた年代に関わらず、かつて認められなかった、あなた自身もしまい込んできたかもしれない生の記憶。 pic.twitter.com/nI0z8WeuoG
— 継続密偵木曜日㌠ (@mogyoil) September 1, 2019
また、今作をきっかけとして演技を本気でやろうと決意し、女優を志しています。
彼女は今作の撮影当時、主人公のウニと同じく中学2年生だった彼女はリアルで自然な演技を見せ、話題を呼びました。
受賞スピーチでも言ってたけど、ハン・ジミンさんインスタでも改めて「感動的な言葉で紹介してくれた」ってテリにも感謝のメッセージ(写真のお隣は「ハチドリ」で今年の新人賞を受賞したパク・ジフさん〜)https://t.co/G4yOR9h4IF pic.twitter.com/HH0VT2xCVQ
— えま (@heysaysth) December 13, 2019
また、最近の作品では、ドラマ『美しい世界』にも出演をしているそうです!
彼女の今後がとても期待できそうですね!
キム・セビョクさん/ヨンジ役
ウニの唯一の味方になってくれた塾講師・ヨンジを演じたのはキム・セビョクさんです。
キム・セビョクさんの代表作は、2016年公開の映画『ひと夏のファンタジア』、2018年公開の『それから』が挙げられます。
他にも映画『繭から糸を紡ぐ部屋』にも出演しています。
キム・セビョク、韓国独立映画界きっての演技派女優。「ひと夏のファンタジア」,2月ソウルで見た「繭から糸を紡ぐ部屋」,そしてホン・サンス「それから」。まったく異なる役をリアルに繊細に演じ分けた。こんな凄い女優、滅多にいない。主演作「ひと夏~」情報はこちらを!https://t.co/jLqfex17hq pic.twitter.com/UnVCBWQ1HH
— 溝樽欣二 (@HIDEKI0156) August 18, 2018
それ以外の情報はあまり載っていませんでしたが、映画『ひと夏のファンタジア』などでの演技を高く評価する声もあり、演技に定評のある俳優さんなのかもしれませんね。
「ハチドリ」、東京国際女性映画祭が今も存在していたなら、死んでも上映したことでしょう。
「ハチドリ」ある社会、時代を生き、自分を確立していくことを、女性の視点から綴っていく作品。
「ひと夏のファンタジア」で大注目を受けたキム・セビョクが、「ハチドリ」でもとても大切な役で好評。— SARU (@saruKmovie) September 18, 2019
他にもキャストとして、イ・スンヨンさん、チョン・インギさんなどが挙げられています。
映画『はちどり』パクジフの演技力は?評判も
ここでは、映画『はちどり』でのパク・ジフさんの演技力と評判を紹介していこうと思います。
まず、パク・ジフさんの演技を評価する声をまとめてみました。
#OAFF2020
「はちどり」大阪アジアン映画祭1994年の韓国。14歳の少女。家族、友達、学校、塾との関わりの中で揺れ動き日々変化して不安定そのもの。どっちに転がるか分からない危うさ^^;その心の動きが丁寧に繊細にリアルに描かれ素晴らしい!
主役のパク・ジフは間違いなく今後出てくる女優^_^ pic.twitter.com/bIOgePQBBZ
— まさなつ (@miyu0902mh) March 15, 2020
キム・ボラ『はちどり』は、韓国版『エイス・グレード』という感じで、じんわりと観終わった後にどこか「しこり」が残るような魅力があった。主役パク・ジフがいい。『わたしたち』のソル・ヘインと『ひと夏のファンタジア』のキム・セビョクの出演も大きい。 pic.twitter.com/vHAPKJhgCK
— Takuya Tsunekawa (@tsunetaku) February 22, 2020
彼女は撮影当時、14歳ながらに見た者の心に刻み込まれるような演技をしていたようです。
演技力に定評があるようで、これからも期待されているようですね。
はちどり
House of Hummingbird3/15 9:30 シネ・リーブル梅田 日本初上映
1994年ソウル聖水大橋の崩落事故を盛り込みながら、思春期特有の揺れ動く思いや家族との関わりを繊細に描くキム・ボラ監督初⻑編作。国際映画祭で多数受賞、『息もできない』を凌ぐ評価を得ている最注目作。#OAFF2020 pic.twitter.com/BkAsQ0UPPt
— 大阪アジアン映画祭事務局:OAFF (@oaffpress) March 14, 2020
今年はすでに多くの百合映画が公開されているけれど、いま一番映画がアツい国・韓国からなかなか強そうな百合が近々くるみたいです
『パラサイト』抑え脚本賞受賞 孤独な少女の青春描く『はちどり』予告編公開 https://t.co/b2UFI4Jdmf
— 七億ちゃん (@nanaoku_h) March 19, 2020
実際、映画『はちどり』自体の評価もとても高く、韓国の青龍賞であの映画『パラサイト』を抑え込み、脚本賞を受賞したという実績もあります。
映画『はちどり』で、パク・ジフさんがどのような演技を見せているのか、これからどのように活躍していくのか、楽しみでなりませんね。
まとめ
ここまで映画『はちどり』について、あらすじ・ネタバレ、キャスト、パク・ジフさんの演技力・評価というところに注目して紹介してきました。
今作の公開日は2020年4月25日です。
公開が待ち遠しいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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